オンライン上でワープロ、表計算、プレゼンテーションのアプリケーションが利用できるサービス「Google Docs」に豊富なテンプレートが追加された。
Googleは米国時間7月17日、Google Docsで利用可能な複数のテンプレートを発表した。これらのテンプレートは、Googleのほか、テンプレート作成の経験のある多くの企業が作成した。現在テンプレートギャラリーには294種類のテンプレートが公開されており、ユーザーは閲覧、利用が可能になっている。
主なテンプレートとしては、ウェディングプランナー、名刺、カバーレター、適切に書式設定された脚本、請求書、ローンの返済スケジュール、Fantasy Basketballの獲得ポイント予測、結婚式の写真のアルバム、パーティーの招待状などが挙げられる。
中でも、筆者が個人的に最も注目したのはSudoku(数独)のテンプレートだ。最初見た時に壊れているのかと思いがっかりしたが、その後Solution checkerなど、インターフェースの大半はドキュメントのタブから利用可能であることに気付いた。Kakuro(カックロ)のテンプレートはいつ公開されるのだろうか。
また、グループ内で共有する経費報告書など、一部のテンプレートは、複数のユーザーが編集可能というGoogle Docsの特徴をうまく利用している。PCを使った編集作業は1人のユーザーしか行えないが、ウェブ上での編集は複数のユーザーが行えるという利点がある。
Microsoftもこれまでに、Officeスイート向けに多くのテンプレートを提供し、また多くの企業や個人ユーザーも独自のテンプレートをオンラインに公開してきた。しかし、このGoogle Docsのテンプレートギャラリーは、いくつかの良質なユーザー作成型コンテンツを生み出す可能性を秘めていると考える。しかし、今のところ、ユーザーが自分のテンプレートをギャラリーにアップデートする方法は見当たらない。
太平洋夏時間午後12時更新:Googleは、ユーザー生成のテンプレートは今後の選択肢の1つだと述べた。「われわれは、いずれ、誰でも自由にテンプレートを投稿できるようにしたいと考えている。それにより、われわれは広範な使用事例を保存し、ユーザーの支持が最も多いテンプレートを最上位に表示することも可能になる。しかし、現時点では具体的な公開スケジュールはない」(Google)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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