Intelは当初から、Atomは低コストセグメントでも利益を得られるように設計された製品だと主張してきた。Intelの第3四半期の粗利益率は改善するとの見通しだが、同社最高財務責任者(CFO)のStacy Smith氏は電話会見で、この予測にはAtomの収支も組み入れられていると繰り返し強調した。「わたしが予測した58%という第3四半期の粗利益率には(Atomも)入っている」とSmith氏は話している。
Otellini氏とSmith氏は、Atomの供給不足の問題についても触れた。「Atomで供給のネックになっているのは、バックエンド、すなわちテスト環境に関する部分だ。Intelには多くのダイ(チップ)がある。需要が毎月のように増加している中、われわれは十分なテスト環境の確保に奔走している」とSmith氏は語った。
Otellini氏は、これに加えて「この問題については、必要な数のチップセットの確保にも取り組んでいる」と話し、Intelは「2007年の11月以来、40日ごとに2008年および2009(年)のAtomの計画生産数を増やしてきた。Netbook向けだけではなく、組み込み機器、および家庭用電化製品向けのセグメントでも同様だ」と述べた。
NANDフラッシュメモリ事業の不振は、ここ何四半期にもわたってIntelを苦しめてきた。Intelは供給量に制限を設けることで問題を解決しようとしている。「供給量の増加に歯止めをかけようと、動いている。ご存知の通り、NAND型フラッシュメモリの価格は相変らず低い」(Otellini氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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