Intelが間もなく、Atomプロセッサシリーズの最新版の出荷を開始する。今回は、新興の低価格サブノートPC市場を狙っている。
Atom N270および同N230は、いわゆる「ネットブック」「ネットトップ」向けプロセッサで、同社はこれらを台湾で開催されているコンピュータ関連の見本市「。COMPUTEX TAIPEI 2008」において、現地時間6月3日に披露する計画だ。IntelのMobile Platforms Group担当ディレクターであるErik Reid氏が電話会議で語ったところによると、これらの新チップは、先にモバイルインターネット端末(MID)向けにリリースされたAtomプロセッサと基本的に同じチップだが、より大きなインターネットアクセス端末にも利用できるよう若干の修正が加えられたという。
MID分野は依然として特殊市場の域を出ないが、サブノートPCは、新興市場と成熟市場の両方で注目されている。消費者らは、Eee PCのような端末に対し、低価格のインターネットアクセス用端末として非常に高い関心を示してきた。こうした端末は、親族会の様子を撮影した動画などを編集するには適していないが、スポーツのスコアチェックや、Facebookのプロフィール更新などは大した苦労もなくこなせる。
Intelではネットブックの価格を、1.6GHzのAtom N270プロセッサ、7〜10インチのスクリーン、512MバイトのRAM、2〜4Gバイトのフラッシュストレージのスペックで250ドル程度になると見積もっている。ネットブック向けのN270プロセッサの価格は、1000個ロット時の単価で44ドル、ネットトップ(小型デスクトップと考えればよい)向けのN230プロセッサの価格は、、1000個ロット時の単価で29ドルとなっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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