クロスメディアに関する調査--「○○と検索」で最も利用する広告、実はフリーペーパー - (page 2)

Webマーケティングガイド2008年07月09日 08時00分

 Q3-?購入や検討した商品ごとのメディア広告接触率

 ここ最近、家電製品や食料品、化粧品(衣料品)、旅行、自動車、金融関連商品を購入または検討したユーザーに対して、どのようなメディアの広告と接触することが多かったかを尋ねたところ、

家電製品:ウェブ広告(PC)→25%
食料品:新聞→30%
化粧品や衣料品:ウェブ広告(PC)→22%
旅行:ウェブ広告(PC)→20%
自動車:テレビ(CMなど)→10%
金融関連:ウェブ広告(PC)→13%

と続き、全体的にウェブ広告(PC)と接触しているユーザーが多いことが伺える。今後、他社で成功したからといって型通りに模倣するのではなく、業界ごとにターゲット層を把握し、商材に合った広告投下が不可欠であると言えるだろう。また、新聞広告や雑誌広告を含めない各メディアについては、検索したことがないと回答しているユーザーが半数以上にのぼっており、今後ユーザーの検索を促すような仕掛けが必要ではないかと考えられる。

これらの商品を購入、または検討したことがありますか。

 Q3-?接触したメディア毎に購入または検討した商品

 接触したメディア毎に購入また検討した商品を見た場合、ウェブ広告(PC)では家電製品や化粧品(衣料品)、旅行、テレビ(CMなど)では食料品や家電製品、折込チラシでは食料品が顕著に高い結果になった。また、家電製品や食料品、化粧品(衣料品)については比較的接触しているメディアが多いにもかかわらず、自動車や金融関連の商品についてはウェブ(PC)やテレビが中心で、他商品よりも少ないことが分かる。

ここ最近、これらの商品を購入、または検討したことがありますか。

 「次世代広告コミュニケーション(横山隆治著)」によれば、TVと他メディアを同時に視聴する「ながら視聴」の増加やHDDレコーダーの普及により、テレビCMをスキップすることが当然となった時代に、TVだけでユーザーをつなぎとめておくことは不可能である。“ながら”が多くなり、TVがユーザーへ与える効果が弱まった現代、1つのメディアからのメッセージだけでは十分なコミュニケーションを成立することは難しく、今後一層クロスメディアのニーズは高まるでしょう。

 次回は、ユーザーの情報に対する使い分け方について調査していく。

 本調査は、ボーダーズが保有するリサーチ会員に対して行った調査となっております。あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。

 より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。

調査対象者:20歳〜59歳の男女
サンプル数:500
調査期間:2008年7月1日〜2008年7月3日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:ボーダーズ

 本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。

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