メタキャストは7月8日、同社が提供するTAGIRIツールバーおよびMitterの英語版を提供することを発表した。あわせてFacebook用のアプリケーションの提供も開始し、英語圏へのサービス展開を本格化する。
メタキャストは2005年4月の設立。もともとはテレビ動画に対しメタデータを付与し、管理できるソフト「TAGIRI」を提供していたが、現在ではそのほかにも動画共有サイトで視聴した動画にコメントやタグをつけて管理できるコミュニティサービス「Mitter」や、Mitterと連携する動画保存・管理ツール「TAGIRIツールバー」、動画専門検索「SAGURI」などを提供する。
今回、Mitterの多言語化プロジェクト第1弾として、同サービスのトップページをリニューアルし、英語化を実施する。ブラウザの言語設定によって表示を変えるため、英語版も同じURLでアクセス可能。また、リニューアル後は広告の導入も検討しており、収益化につなげたい考えだ。
Mitterの英語化にあわせて、動画のダウンロード支援ツールとしての色が強かったTAGIRIツールバーを、Mitterへの投稿を支援するツールであるという位置づけに再定義し、名称も「Mitterツールバー」と変更した。
同ツールバーは、提供から約1年で100万以上のダウンロードを誇る。もともとは動画共有サービス「ニコニコ動画」にも対応したダウンロードツールとしての色も濃かったため、ヘビーユーザーにも多く利用されているのだという。
そのほか、英語圏ユーザーへリーチする布石として、Facebookアプリケーションの開発にも注力していく。
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