Googleは米国時間5月15日、オンラインサービス「Street View」の写真撮影とあわせて3Dデータを収集していることを認めた。コンピュータ上でいいからスーパーマンのように都市の上を飛びまわりたいと夢見る人たちにとっては朗報かもしれない。
Googleは15日の声明で、「画像技術にはレーザーで3Dの幾何学データを収集する技術も含まれている」と述べた。ただ、少なくとも今のところ、3Dの情報は実験的なものにすぎないという。
イタリアのミラノでStreet View用に画像を集めている車の写真を、技術に詳しい人が「Flickr」で見て、そこに3Dレーザースキャナを見つけたのは4月のことだった。その際Googleはコメントをしなかったが、今回、Street View機能のヨーロッパへの拡大とあわせて、3Dレーザースキャナについても認めた。
レーザースキャナは建物その他の詳細な3Dモデルを作るのに利用でき、3Dモデルに写真画像を重ねると実物により近い外観が得られる。
Microsoftは、同社の「Virtual Earth」のサイトに精巧な3Dモデルを追加しようと取り組んでおり、自動化の技術も利用している。Microsoftのソフトウェアでは、ラスベガスなどいくつかの都市について、詳細な3Dマップを使って上空を飛行できる。
いろいろな都市を車でまわる間に、できるだけ多くの情報を収集するほうが経済的なので、このやり方はたぶん筋が通っている。もちろんそれに加え、Googleは3Dデータを保管する余裕がたっぷりあるし、3Dデータと実写画像を組み合わせた何か有用なものに加工できるサーバも持っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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