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プロがなぜ、二次創作を願うのか--Gacktが歌い、三浦建太郎が描く「がくっぽいど」 - (page 2)

永井美智子(編集部)2008年06月27日 16時35分
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 それからは毎日のように、三浦さんから、いろいろなラフスケッチがFAXで届いた。「ヤングアニマル編集部からは何度も『これでほぼ確定です』といって新しいラフスケッチを受け取るが、翌日になると、三浦先生から全く新しいラフスケッチが届いた」(村上氏)

 イラストはすべて、ハリウッド映画を海外で撮影中のGacktさんにメールで送られた。Gacktさんからの要望は、「あまり僕のイメージを意識しすぎず、三浦さんの世界観で描いて欲しい。ただ、目だけは僕にして欲しい」ということだけだった。最終的に、キャラクター「神威がくぽ」が決まった。神威はGacktさんのフルネーム「Camui Gackt」の漢字名「神威楽斗」から取ったものだ。

「音に触れる楽しみを感じて」

神威がくぽ 最終的に決まった「神威がくぽ」(クリックすると拡大します)

 神威がくぽは、「楽刀(がくとう)」という楽器の武器を持つ。楽器を武器として持たせたのも、三浦さんのアイデアだ。

 「楽器を持たせて欲しいとの製作者からの要望があり、神威がくぽが持つ刀を〔楽刀・美振〕(がくとう・みぶり)と設定することを提案した。その刀にある紋様は音を発すると考え、持ち主〔神威がくぽ〕が美しく相手に振り下ろすことにより、相手の体にあるビート感を刺激し、相手を感化したり、仲間と共に音楽を楽しんだりする楽器だと設定した。この設定で神威がくぽに武器を持たせることの抵抗感をなくした」(三浦さん)

 三浦さんは、ユーザーがイラストを描きやすいようにすることにこだわった。FAXで送られたラフスケッチの横には、毎回ユーザーが描きやすいかどうかを気にするコメントが書かれていた。

 このため、がくっぽいどのキャラクター使用ガイドラインには、「非商用に限り個人、または同人サークル等が本キャラクター、並びに本キャラクターの二次創作物を公開、配布することを許諾します。ただし、有固体、立体物、衣装は除きます」と明言されている。

 今回のがくっぽいどについて、三浦さんは「Gacktさんとのコラボレーションという思いもよらない楽しい機会を与えていただき、製作者の皆様に感謝している。なによりも、いちニコニコユーザーとして参加できたことが嬉しい」とコメントしている。

 また、Gacktさんも「クオリティーの高いモノを作りたいという気持ちがあったし、実際にかなりレベルの高いモノができ上がって嬉しいよ。僕のファンだけでなく、ひとりでも多くの人に使ってもらいたいよね。“音を作る”ということに意味があるからさ。きっと満足のいくクオリティーだと思うし、音に触れる楽しみを感じてもらいたい」とのコメントを寄せている。

 がくっぽいどはオープン価格だが、店頭想定価格は1万8900円。インターネット社のサイトから、サンプル曲として「大きな古時計」と「Lovers Again」を歌わせた様子を聞くことができる。

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