インターネットは5月7日、ボーカリスト「Gackt」の声を元にしたボーカル音源、バーチャルボーカリスト「GACKPOID(ガクッポイド)」を制作し、6月中旬に発売すると発表した。現時点での発売価格は未定。
GACKPOIDはGacktの声質を持ったまま、歌声の合成音を得ることができるDTM用のボーカル音源だ。ボーカルパートの旋律と歌詞を入力すれば、そのままボーカルが作成できる。
歌声の合成技術、および入力インターフェース部分には、ヤマハの歌声合成技術「VOCALOID2」を採用する。メロディは、バーチャル・キーボードをマウスでクリックし、ピアノロール形式の画面に音符を書き込む仕組みで、音程や音の発音の長さを、視覚的に確認しながら入力および編集できる。
歌詞は、ひらがな、カタカナ、ローマ字のいずれかで、音符1つ1つに、言葉を打ち込んでいく仕組みとなる。歌声の「音量」「ピッチ」「明るさ」「口の開き具合」「ビブラート」などのコントロールができるほか、「ジェンダーファクター」をコントロールして、より女性的、または男性的に変化させたり、幼い子供のような声にしたりすることもできる。
また、最大16人のシンガーを設定し、コーラスや合唱曲を歌わせるといった使い方もできる。完成したボーカルパートは、WAVファイルで保存し、音楽制作用ソフトや映像編集用ソフトで活用できるほか、MP3ファイルや圧縮ファイルに変換して、インターネット上にオリジナルソングを公開することも可能だ。
さらに、対応する音楽作成ソフトとの連携により、ボーカルトラックと伴奏を同期させた楽曲を制作したり、MIDIキーボードから生演奏したりすることも可能となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス