海外SNSサイトの利用や認知に関する調査--日本人は「登録制」より「招待制」が好き?

Webマーケティングガイド2008年06月23日 11時00分
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 Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のボーダーズと共同調査のもと、海外ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)サイトの利用と認知に関する調査を行った。

 2006年11月には、MySpaceが日本でサービスを開始し、2008年5月にはFacebookが日本語版サービスを開始するなど、海外SNSサイトの注目度は高まりつつある。[参照:SNSマイスペースが日本上陸(ORICON STYLE)][参照:米SNSフェースブック、日本語版サービスを開始(YOMIURI ONLINE)

 今回は、海外SNSサイトのサービス認知や利用を調査し、男女別や学生のみで集計を行った。

≪調査結果サマリー≫

  • 海外SNSサイトの利用意向は20%前後で、潜在層はいる。
  • 女性よりも男性の方が海外SNSサイトの利用意向が高い。
  • 学生は、海外SNSサイトにそれ程高い興味関心をしめしていない。

 今回の調査対象者は15歳〜39歳までの男女500人。10代が20%、20代が40%、30代が40%の割付で行った。

 Q1.海外SNSサイトの認知と利用について

 MySpaceやFacebook、Cyworldといった海外から日本に進出しているSNSサイトについて、各SNSサイトを知っているか、また利用したいと思うかを尋ねた。すると、現在利用していると回答したユーザーは、MySpaceが3%、Facebookが1.2%と、現在海外SNSサイトを利用しているユーザーは少ないことが伺える。また、今後利用したいと回答しているユーザーはどのSNSサイトも20%前後おり、海外SNSサイトを利用したいと思う潜在層が少なからずいることが伺える。

海外から日本に進出しているSNSを知っていますか。また利用したいと思いますか。

 Q1-?.海外SNSサイトの認知と利用<男女別>

 海外SNSサイトの認知と利用状況を男女別で見た場合、MySpaceについて、男性ユーザーは「利用している、今後利用したい」が29.6%いる一方で、女性ユーザーは「利用している、今後利用したい」が15.2%と男性ユーザーのほぼ半数以下であることが分かった。

 ※「利用している、今後利用したい」とは、「知っているし、現在利用している」と「知っているが、現在利用しておらず、今後利用したい」、「知らないが、今後利用したい」を合計した数値です。

 この傾向は、FacebookやCyworldにも見られ、男性ユーザーの方が女性ユーザーよりも、海外SNSサイトに対して興味や関心が高いことが伺える。以前調査したSNSの利用と現状に関する調査--男性は女性よりも、SNSに「飽き」を感じている?で、男性ユーザーが国内SNSサイトに「飽き」を感じていることが分かっており、男性は海外SNSサイトといった目新しいものには敏感であるが、「飽きる」のも早いというユーザー像が浮かび上がってくる。

男女別。各SNSサイトごと
Facebook
Cyworld

 Q1-?.海外SNSサイトの認知と利用<学生のみ>

 続いて、調査対象者500名のうち、学生138名に限定して海外SNSサイトに対する認知や利用意向について尋ねたところ、一般ユーザーと比べるとやや高いものの顕著な違いは見られなかった。例えば、MySpaceで「知っているが現在利用していないし、今後も利用したくない」と「知らないし、今後も利用したくない」と回答した非利用者層は全体のユーザーで75.8%、学生ユーザーで70%となっている。

 またFacebookも、非利用者層が全体のユーザーで79%、学生ユーザーでは81%という結果となった。Facebookはサービス開始当初、ハーバード大学の学生が交流を図るためのツールとして作られ、今では誰でも利用できるまでのSNSサイトに成長したという経過があるが、日本においては学生が積極的に利用している訳ではない、という状況が明らかになった。

学生のみ

 Facebookをはじめとした海外SNSサイトと国内最大手SNSであるmixiを比べた際の1つの特徴として、会員登録方法の違いがある。mixiは既存ユーザーが新規ユーザーを招待するという「招待制」である一方、Facebookなどは、誰でもアカウントを作成できる「登録制」となっている。

 モバイル向けのSNSでは登録制の「モバゲータウン」なども高い人気を誇ってはいるが、特にPCでは登録制のメリットを日本のユーザーが感じられず、海外SNSサイトの利用意向の伸び悩む要因の1つになっているのかもしれない。また上記に加えて、海外SNSサイトの参入が遅れ、日本ではmixiがデファクトスタンダードになっていることや実際の海外SNSサイトのサービス内容が単なるローカライズで日本人向けに対応できていないことも利用意向の伸び悩む要因に挙げられるのではないだろうか。

 本調査は、ボーダーズが保有するリサーチ会員に対して行った調査となっております。 あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。

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調査対象者:15歳〜39歳の男女
サンプル数:500
調査期間:2008年5月22日〜2008年5月27日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:ボーダーズ

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