ビジネスネットワーキングサイトのLinkedInは米国時間6月17日夜、既存投資家のSequoia Capital、Greylock Partners、Bessemer Venturesが参加した、Bain Capital VenturesによるSeries D資金調達で5300万ドルを集めたことを発表した。最高経営責任者(CEO)のDan Nye氏は自身のブログで、LinkedInに10億ドル以上の価値評価が付いたと述べている。
2008年春、LinkedInは、買収先を探すよりもむしろ、新たな資金調達の場で10億ドル台の評価を目指すのではないかといううわさが流れていた。以前、同社は2700万ドルを調達したことがある。会長で共同創設者であるReid Hoffman氏は、理想的な買収先が現れない限り、株式を公開する可能性が高いと述べている。
なぜこれほどの資金を集めることができたのだろうか。確かに、LinkedInは他のソーシャルネットワーキングサイトよりも利益性が高い。FacebookやMySpaceと比較すると規模が小さいが、現在2300万人の会員がいる。しかし、億万長者のBill Gates氏がプロフィールを誇らかに掲載する様子からも見受けられるが、LinkedInは利用者にホワイトカラーを想定している。ピザ代をねだる大学生とはわけが違う。そのため、LinkedInは資金に余裕のある広告主から、報告によると、インプレッション数1000回で75ドルという、多額の広告料を取ることができる。
ウェブ評価会社によれば、LinkedInは急成長している。また、2007年には、カスタマイズされたニュース、開発者プラットフォームウィジェットなど、複数の新機能を発表し続けている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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