Microsoftは、Windowsの新たな方向性を模索している。
Microsoftは米国時間6月16日、「Windows Embedded」を車載ナビゲーションシステム用に特化設計した、カスタマイズバージョンの「NavReady 2009」開発計画を明らかにした。NavReady 2009は、「Windows Mobile」にも採用されている、Windowsをスリム化したWindows CEをベースとしている。
Mioを始めとする複数のGPSメーカーが、すでにWindows CEを採用しているものの、Microsoftは、NavReady 2009でナビゲーション特有の新機能サポートが追加されることを発表した。新機能には、Live Search、Bluetooth、MSN Directのサポートが含まれており、リアルタイムに交通渋滞やガソリン価格などの情報を入手できる。NavReady 2009の搭載製品は、2008年末のホリデーシーズンまでに発売される予定であると、Microsoftは明らかにしている。
Microsoftが、汎用オペレーティングシステムのWindows Embeddedを、特定の市場ニーズに合わせてカスタマイズするのは、今回が初めてではない。つい最近では、POSレジ向けのバージョンも開発された。Windows Mobile自体も、汎用オペレーティングシステムを特定の市場向けにカスタマイズする試みの一環である。
Microsoftは16日、「POSReady」と呼ばれる、POSレジ向けソフトウェアの次期バージョンが、2009年中にリリース予定であることも発表した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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