LaVie G タイプJには、充実した通信機能だけでなく、モバイルPCに求められる機能がバランスよく搭載された完成度の高さがある。たとえば、モバイルPCでは特に気になるセキュリティ面の対策も十二分にされており、指紋センサーを標準で搭載していることも評価に値する。
この指紋センサーを使えば、Windowsのログオンパスワードの代わりに、指をスライドさせるだけで簡単にログオンでき、各種サイトやメールのパスワードなども、指紋を使って自動入力が可能だ。セキュリティを高めながら使い勝手もよくする機能としてビジネスPCでは必須の機能だが、購入時に意識しなくても標準搭載されていれば安心だ。
この指紋認証に加え、暗号化キーを管理するTPMセキュリティチップも搭載しており、データ漏洩対策が何重にも行われている。会社で仕事に使う場合でも、セキュリティ機能が充実しているので安心だ。もちろん、個人で使う場合も、プライベートなデータが流出してしまっては大変だが、LaVie G タイプJなら、そうした心配はいらない。
さらに、最近対応する店舗が増えているEdyカードやSuicaカード、おサイフケータイなどをタッチするだけで、ネットショッピングの支払いやチャージ、利用履歴確認などが行える、FeliCaポートも備えている。このFeliCaポートは、実はスクリーンセーバーロックの解除や、サイトのID/パスワードの自動入力など、セキュリティ用途にも利用できる。おサイフケータイやSuicaカードをかざすだけで、スクリーンセーバーロックを解除できるのは便利だ。
モバイルPCとしては、キーボードやポインティングデバイスの使い勝手も重要なポイントだ。薄さや軽さを重視されるモバイルPCでは、このキーボードやポインティングデバイスの使い勝手が犠牲になりがちだが、LaVie G タイプJの場合、キーピッチは17.55mm、キーストロークは2.5mmと十分なキーピッチとストロークを確保しており、キー配列も標準的なので使いやすい。キータッチもしっかりしており、底付き感が少なく、疲れにくいキーボードだ。長文を入力することが多い人も、このキーボードなら満足できるだろう。
ポインティングデバイスとしては、パッドタイプの「NXパッド」を採用。NXパッドはスクロール機能付きで、こちらの操作性も優秀だ。NXパッドに段差を付けることで、スペースキーがより押しやすくなっているほか、キーボード操作中にパッドに手を触れてしまうことを防いでいる。
インターフェイスとしてはUSB 2.0×2、外部ディスプレイ、LAN、ヘッドホン出力、マイク入力の各端子を装備し、カードスロットとして、SD/SDHCメモリーカードスロットとPCカードスロット(Type ?×1)を装備する。インターフェイスやカードスロットについても、必要にして十分な仕様といえるだろう。
ワイヤレス機能としては、前述したワイヤレスWANのほかに、IEEE 802.11nドラフト対応の無線LAN機能とBluetooth 2.0+EDRをサポート。数あるモバイルPCの中でも、ワイヤレス機能の充実度に関しては最高クラスである。
<今回レビューに使用した商品> |
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