ソフトバンクモバイルやマスターカードら、国内初のNFCケータイ実証実験を開始

松田真理(マイカ)2008年06月16日 16時13分

 ソフトバンクモバイル、MasterCard、ジェムアルト、オリエントコーポレーション、サムスン電子、日立製作所、日本ヒューレット・パッカードの7社は6月16日、「NFC(近距離無線通信)」技術を搭載した携帯電話を使い、非接触決済のフィールド実証実験を共同で実施すると発表した。期間は6月16日から4カ月間で、千葉県内の複合型商業施設で行う。7社によれば、国内初のフィールド実証実験になるという。

 NFCとは、13.56MHzの周波数を使用した近距離無線通信の規格。NFCチップを搭載した機器同士を近づけるだけで、最大424kbpsの双方向通信が可能だ。住民基本台帳カードや運転免許証などに採用されているISO14443 TypeA、B、FeliCaとの互換性がある。

 今回の実証実験では、MasterCardの非接触決済サービス「PayPass」アプリケーションを搭載した、ジェムアルトのNFC対応USIMを携帯電話端末に搭載する。店舗にあるPOSレジに接続したPayPassリーダ/ライタに携帯電話をかざすと決済する仕組み。今後、実験結果はNFC対応端末やサービスの開発に反映していくとのことだ。

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