ノートPCを検討する上で、キーボードとともに見逃せないのがタッチパッドの位置や使い勝手だ。このHP 2133の場合、通常の機種と違ってボタン配置が変則的なタッチパッドを採用している。パッドエリアの左右にボタンがあるため、通常とは違う使い方が要求される。
このボタンは通常のタッチパッドとは異なり、ストロークが長く、カチカチ音がしないソフトなスイッチを採用している。ソフトといってもふにゃふにゃしたものではなく、キーボードの延長のような感じだ。
また、タッチパッドを使いたくない場合、簡単にオフにすることのできるスイッチが付いている。外付けマウスを使った場合、不用意にタッチパッドに触れて誤動作を防ぐことができる。設定メニューを呼び出すのではなく、専用のボタンを一押しで切り替えられるため、非常に使いやすくなっている。
バッテリー動作時間はそれほど長くない。使用状況にもよるが、3セルバッテリーで2時間を切る程度といった感じだろう。動画がないウェブページの閲覧や、文書の作成ではそのくらい持つが、動画再生などを行うとさらに短くなる。
カタログ値では2.3時間のため、実使用とのギャップが少なくむしろ良好といえよう。実際、カタログ値では10時間を超えるようなノートPCでも、連続して文書入力するような場面では半分以下になってしまう機種もある中で、むしろ安心して使えると言える。逆に言えば、省電力機能が充実していないため、どんな使い方でも大して稼動時間が伸びないという言い方もできるだろう。
また、バッテリー駆動時間が短くても、評価できるのは充電時間が短いこと。電源を切った状態では、90%充電までは約1.5時間で済んでしまう。短い時間でもACアダプターに接続できれば、バッテリー容量が復元できるのは運用の自由度が広がる。
なお、上位モデルに付属する倍の6セルの大容量バッテリーを使えば稼動時間は延びる。6セルバッテリーは単体でもバッテリー容量チェックができる優れモノ。動作中の交換はできないものの、バッテリーを2つ持ち歩くという選択もありだろう。
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