インターネット上でリアルタイムに株式取引データを入手するのは容易でないものの、Google、CNBC、The Wall Street Journal(WSJ)は米国時間6月2日、ウェブサイト上でリアルタイムにNASDAQ株価を表示することが可能になったと発表した。
以前は、NASDAQの株価情報は、サイト上で15分遅れでのみ入手可能であった。
「インターネットへのユニバーサルアクセスと、リアルタイムが特性のウェブを活用して、投資家はリアルタイムで株価情報を入手したいと願っており、それがいまや無料で可能になった」と、Nasdaq OMX GroupのエグゼクティブバイスプレジデントであるAdena Friedman氏は語っている。
いつもながらGoogleは威勢がいい。グループプロダクトマネージャーであるKatie Jacobs Stanton氏は2日、Google Financeの公式ブログ上で「最新の市場データを入手するのは重要である。株価情報は、現在の市況を反映するために、自動的に毎秒更新される」と説明した。
Yahooは、対抗するGoogleに先行して「Yahoo Finance」を提供しているが、BATS Tradingとの提携を先週発表し、サマリーページにて無料でリアルタイム株価情報を提供すると発表した。この株価情報は今後数週間で、ポートフォリオなどそのほかのファイナンスページに拡大される、とYahooは述べる。
Googleは、ニューヨーク証券取引所のリアルタイム株価情報を表示していない。「われわれは現在、NASDAQで実施された取引を表すリアルタイムデータを提供できるだけである」と広報担当のAnne Espiritu氏は声明で述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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