基礎から学ぶ「プレスリリースの書き方」--5つの要素と6つのルール

藤原直美(未来予想)2008年05月30日 08時00分
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 実際にプレスリリース文章を書く際には、最低限の基本ルール、コツがあります。その点をクリアしたものでなければ、メディアの方はリリースの内容に目を通してくれなくなってしまいます。

 最低限のルールをクリアした文章作成をしていきましょう。

文章の構成要素

 プレスリリース文章は、基本的に以下の5つの要素で構成されています。

  • タイトル(サブタイトル)
  • リード
  • 本文
  • 会社概要
  • 連絡先

 それらの要素を入れたプレスリリースの雛形は以下のようになります。

プレスリリース文章 プレスリリースの雛型は未来予想のポータルサイトMiraiZからダウンロードできます

 この構成要素ごとに文章を簡潔かつ客観的にまとめていく必要があります。また、図や表を挿入することでより分かりやすくすることも重要です。信用力を増すために、取引先からの推薦の言葉をいれてみるのも良いかと思います。

 工夫の方法は多岐に渡りますが、わかりやすくすること、そして、第三者が目をとおした際に客観的な事実関係が理解できることが重要なのではないでしょうか。

リリースはタイトルとリードで7割決まる

 プレスリリースを見るメディアの目線を意識すれば、いくつかのコツがでてきます。もちろん、各社各人それぞれですので、一般的な表現としてご了承いただければと思います。

 プレスリリースの文章では、それが記者の目にとまり、いくつかのインターネットサイトに掲載され、雑誌面に掲載されるという延長線上を勘案するならば、「タイトル」「サブタイトル」「リード文」でほぼ7割は決まるといってもよいでしょう。

 この部分が力抜けしている場合には、おそらく本文や会社概要などは誰も見てくれるわけもありません。内容が一発で理解でき、かつ、その後の詳細を知りたくなるような文面である必要があります。

 その表現は「サプライズ要素」「定量表現」「時流ワード」が表現され、かつそれがより短い言葉で綴られていることが重要です。「業界初」や「会員●●万人突破・市場最大規模で!」といった表現はわかりやすいですね、ただし、「業界初」「業界No.1」とする場合、客観的な調査や事実関係に誤りがないよう十分注意する必要があります。

暗黙のルールやタブー

 プレスリリースにはまた、以下のように暗黙のルールが存在します。

  • A4サイズ1枚、図面や画像をいれても2枚以内のボリュームに抑える。また、文章は横書きでまとめる
  • 1リリースでテーマは1つ。1つのリリースに複数の内容を盛り込まない
  • 1つの文章・段落は長すぎないようにし、4〜5行以内におさえる
  • 専門用語やカタカナを使いすぎない。必要な場合には、必ず本文後に注釈をいれて説明をいれる
  • 客観性をもたせる。主観的な表現やあいまいな表現は避ける。特に口語で「〜らしい」「〜と思われる」「〜のようだ」という表現は使用しない。
  • 自画自賛表現は控える

 いざプレスリリースを執筆してみると、文面が口語になっていたり、テーマが複数になっていたり、細かく説明しているうちにリリースの枚数が増えてしまうといったようににうまく書けないこともあります。プレスリリースの文章は、まず一度書いてから見直しを何度も繰り返し、そして最後に必ず第三者にみてもらうことで品質が保たれると思います。実施する際にはぜひ意識したうえでの業務をすすめてみてはいかがでしょうか。

 今回はプレスリリースの執筆に関する基礎的なことをまとめましたが、これらの事項をチェックしておけば、プレスリリースの文章として基本的なものを作成できるようになるかと思います。間違ったまとめかたによって、その商品力を低く見せてしまうことだけは避けなければなりません。より客観的であり、かつ魅力的な文章というのが理想的な形ではないでしょうか。次回は、最も重要なアクションとなる「プレスリリースの配信作業」について寄稿することにいたします。

未来予想パートナー
藤原直美(ふじわら・なおみ)

東京都出身。衆議院議員秘書の経歴をもち、その後ベンチャー企業管理部門機能の経験を経て、現在ベンチャー企業向けの経営企画・管理部門コンサルティングならびに実務支援の専門家として活動をしている。 未来予想グループの主なベンチャー支援向けサービスは「ベンチャー経営支援総合ポータル MiraiZ」「EIP型マネジメントASP Mirai'z V1」「プレスリリース配信代行 @press」「インキュベーションオフィス CROSS.COOP

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