これまでうわさされていた通り、Facebookは、同サイトの開発プラットフォーム向けオープンソースプロジェクトを本当に発表する模様だ。Facebookは米国時間5月27日、うわさを肯定する声明を出したが、詳細は明かさなかった。
Facebookの声明には次のように書かれている。「われわれはオープンソース構想に取り組んでいる。その目的は、アプリケーション開発者を支援し、彼らが『Facebook Platform』の理解を深めてアプリケーションをより容易に構築できるようにすることだ。独自のテストサーバを稼働させる、ツール群を構築する、アプリケーションを最適化するなど、さまざまな状況でメリットがあるだろう」
声明はこう続いている。「Facebook Platformが成熟を続けるのに伴い、その裏にあるインフラをオープンソース化して、開発者たちがよりリッチなソーシャルアプリケーションを構築し、エコシステムで学んだことを共有できるようにするのは自然な流れだ。さらに詳しい情報は近く発表する」
声明がこんな調子なので、Facebookのオープンソースプロジェクト(TechCrunchの記事によると、名称は「fbOpen」になるという)がどの程度の範囲になるのかは、依然としてはっきりしない。プラットフォーム全体がオープンソース環境になるのか、それとも、単にFacebook Platformに適用されるオープンソース原則が増えるだけなのだろうか?
とにかく、こうした流れは、一部の物言う開発者たちがFacebookをあまりに「企業的」だと非難してきた状況において、開発者の環境を改善する草の根的な動きと言えそうだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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