Googleは米国時間5月27日、検索アプライアンス「Google Mini」に3つの新機能を追加したほか、サポートする言語も6つ増やして、大幅に機能強化した。
数年前からエンタープライズ分野で存在感を築き上げてきたGoogleは、「Google Mini」にファイルシステムアクセス制御、ソースバイアシング、日付バイアシングを追加した。
ファイルシステムアクセス制御では、共有ドライブに保存されているファイルをGoogle Miniにクロールさせ、それを検索結果として承認済みユーザーに表示できる。
ソースバイアシングは、検索対象となる文書の格納場所や種類に基づき、ユーザーがURLをランク付けできるようにする機能で、これにより、関連性の高い文書を検索結果ページのより上位に表示できる。
Googleのエンタープライズ製品マネージャーを務めるCyrus Mistry氏は、「Google Enterprise Blog」の投稿で、次のように説明している。「場合によっては、ある特定のサーバーからのファイル群はあまり重要ではなく、検索結果ページの上位を占めない方が望ましいこともある。ソースバイアシングにより、ユーザーはGoogleに対して、URLパターンに応じてバイアスを上げるか下げるかを指示できる」
一方、日付バイアシングは、作成日のより新しい文書を検索結果ページの上位に表示する機能だ。
5万〜30万件の文書を検索する能力を提供するGoogle Miniは、対応言語も拡大し、バスク語、カタロニア語、ガリシア語(スペインのガリシア地方の言語)、ギリシア語、ハンガリー語、およびポーランド語を新たに追加した。
Googleは2007年、「Google Mini 2.2」の提供に合わせ、エンタープライズ向けソフトウェアを拡充している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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