Googleは米国時間6日、自社の検索アプライアンスのローエンドモデルについて、容量の倍増と値下げの実施を明らかにした。
中小企業向けに設計されたGoogle Miniは、今回の改良により、前モデルの倍にあたる最大10万件のドキュメントやURLをインデックス化できるようになった。また、1月発売時に4995ドルだった価格も2995ドルへと引き下げられた。
同社は一般向けの検索エンジンとして最も名前が知られているが、法人顧客に焦点を当てた検索技術の開発にもコツコツと取り組んできた。同社はこの分野向けに、ハードとソフトを組み合わせ、社内外のウェブサイト上にあるドキュメントをインデックス化する検索アプライアンスを販売している。Google Miniの容量拡大と価格引き下げの目的は、このエントリーレベルの検索アプライアンスを中小企業にとって一段と魅力的なものにすることにある。
Googleによると、検索アプライアンスを使って企業のドキュメントやURLをインデックス化することで、企業サイトでもGoogle.comを利用したウェブ検索と同様のドキュメント検索が可能になるという。Google Miniには、Google.comと同じように、検索中のユーザーにスペルに関するアドバイスを行う機能もある。
Googleのエンタープライズ事業部ゼネラルマネジャーDave Girouardは声明のなかで、「あらゆる分野でコンテンツが急増しており、その種類もドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションだけにとどまらない。ウェブページ、ブログ、wikiなどの各種コンテンツが増加し、企業はその規模にかかわらず、すべてを把握するのに悪戦苦闘している」と述べている。
同社はこの日、大企業向けのGoogle Search Applianceについてもアップデートを発表した。Google Search ApplianceのエントリーバージョンであるGB-1001は、インデックス化できるドキュメントの件数が10万から50万件へと増加し、価格は2年間のサポート付きで3万ドルになるという。
同社によると、大企業向け検索アプライアンスの最上位機では、1500万件のドキュメントのインデックス化が可能だという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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