UPDATE Googleは米国時間4月17日、第1四半期決算(2008年1月-3月期)を発表した。悲観的だったウォール街アナリストの予想を上回り、純利益は2007年第4四半期の12億1000万ドルから13億1000万ドルに増加した。
非GAAPベースでの1株あたりの利益は4.84ドルとなり、Thomson Financialが調査したアナリスト平均予測4.52ドルを上回った。3月31日締めの第1四半期の売り上げは「ささやかながら」DoubleClick買収の成果もあって51億9000万ドルとなり、前年同期の36億6000万ドルから42%近く増加した。
同社の株価は時間外取引で54ドル(12%)以上値上がりし503ドルまで急騰した。これは11月に記録した史上最高値747.24ドルの回復に向けての重要な動きだ。
「われわれが検索、広告、オンラインアプリケーションで革新を続けていることが、われわれの製品ラインにおいて世界的に健全な成長を引き出し、好調な四半期決算を生み出す結果になった」と、同社の最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏は声明の中で述べている。
景気後退の流れを受け、Googleのペイドクリック成長率が鈍化するのではないかという懸念の中での好調な決算発表となった。
Schmidt氏はこうした懸念に本質的な根拠はないとしている。
「こうしたビジネス環境に置かれているもかかわらず、2008年とさらにその先に向けて、われわれが絶好の位置につけていることは明らかだ」と、Schmidt氏は電話会見で述べた。「われわれは本当に注意深く見ているが、いまのところ影響を受けているとは思わない」
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