UPDATE Googleは米国時間1月31日、2007年第4四半期決算(10-12月期)を発表した。売り上げは50%以上の増加、利益は17%増となった。しかし、これはウォールストリートの予想を若干下回る。その結果、同社株価は時間外取引で8%以上下落した。
Google幹部らは、米国経済の減速は同社の業績に影響を与えていないと述べた。しかし、景気の低迷によるオンライン広告への支出減少に対する懸念が高まっている。実際、Googleの最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏は電話会議でアナリストらに対し、「広告費は、オフラインからオンラインへと移動し続けている。これは後戻りすることのない流れだ」と語り、2008年の業績について楽観的な見方を示した。
「景気が停滞するとの憶測があるが、いまのところ悪い影響は見られない」とSchmidt氏は語る。「いずれ分かることだ」(Schmidt氏)
ストックオプションベースの報酬など臨時配当を含む第4四半期の純利益は、12億1000万ドル(1株あたり3.79ドル)だった。前年同期は10億ドル(1株あたり3.29ドル)。これらの項目を除外した場合、利益は14億1000万ドル(1株あたり4.43ドル)となる。
総売上高は、前年同期の32億ドルから51%増の48億3000万ドルだった。トラフィック獲得費用(TAC)やコンテンツプロバイダーに支払う手数料を除くと、売上高は33億9000万ドルとなる。前年同期は22億300万ドルだった。こうした経費が広告収入の30%を占めていることになる。
調査会社Thomson Financialが行った調査によると、アナリストらは特定項目を除くGoogleの2007年第4四半期の1株あたり利益を4.44ドル、TACを除く売上高を34億5000万ドルと予想していた。
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