Hewlett-Packard(HP)は米国時間4月8日、「Mini-Note PC」の提供を正式に発表した。同端末の出荷開始は来週の予定だ。これを聞くと、「HP Compaq 2133」と思う人もいるかもしれない。というのも、この名称は、同端末の画像がオンラインでリークされたときにHPが社内で付けていた名前だったからだ。
小型ノートPCは流行の市場であり、HPが参入すれば、同社は現時点でこの市場でもっとも大きなメーカーとなる。この市場がどれぐらいの人気なのかを知るには、Amazon.comの人気PCトップ10を見てみれば分かるだろう。トップ10中3機種がAsus製「Eee PC」となっている。残りは、ソニーの「Vaio」とAppleの「MacBook」で占められている。AsusのようなホワイトボックスPCメーカーがソニーやAppleなど、デザインで知られる高価格な端末を提供するメーカーと同じリストに名を連ねているということは、驚きに値する。だが、ショックではない。Eee PCは2007年の秋にローンチして以来、ガジェットとハイテク業界の話題の種となっているからだ。
HPはMini-NoteでAsusのテリトリーのど真ん中に進出することになるが、Eee PCの人気をさらうことができるだろうか?チャンスはあるだろう。Mini-Noteは、サイズはEee PCよりも大きいが、HPというブランド力がある。また、デザインもEee PCより若干洗練されている。
Mini-Noteは洗練された外観と魅力的な特徴を持つ。重量は2.6ポンド(約1.2kg)で、解像度1280×768の8.9インチ画面を搭載、ウェブカメラをオプションで付けられる。 しかし、差別化要素としては、必要に応じてメインコンピュータとして機能できる点がある。64GバイトSSD搭載のLinux、または、最大160Gバイトのハードディスク搭載のWindows XPまたはVistaをオプションとして選ぶことができる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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