iPhone用ソフトウェア開発キットのリリース以来、ソフトウェア会社各社が同デバイス向けに何を開発できるかを考えている。
興味があるのは、Microsoftも同じようだ。
「iPhone向けに何を開発できるかを知ることは、われわれにとって非常に重要だ」とMicrosoftのSpecialized Devices and Applications GroupコーポレートバイスプレジデントTom Gibbons氏はFortuneとのインタビューで答えている。「『Mac Office』ユーザーがiPhone環境下で必要な機能を持つという点において、われわれは同製品を理解しようとしている」(Gibbons氏)
それ以上のコメントを求めたNews.comに対して、MicrosoftのMac事業部関係者は、同社が「改良、そして、アップデートされた製品やサービスを見るのを楽しみにしている」と述べたが、そのロードマップについて何も情報はなかった。
Microsoftが何らかの優先順位を持っていることは明らかだ。同社は、Windows Mobile対応スマートフォンを擁してiPhoneと競争するつもりだ(最近ではDangerを買収している)。しかし、Windows LiveやOfficeなどの同社における他の取り組みは、どこからでも利用可能にすることで利益を得られる。
Microsoftは、SilverlightをiPhoneに対応させるための方法を見つけたいと既に述べている。また、もちろんAppleも、MicrosoftのActiveSync技術をライセンスし、ExchangeとiPhoneの接続を可能にした。
ここで興味深いのは、MicrosoftはiPhone用のOfficeに課金をするかという点だ。課金すれば、同社はいくらかの売り上げが得られる。ただし、その30%をライバルに納める必要もある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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