Microsoftのウェブアプリケーション部門は米国時間3月25日、アドレス帳の移植性を容易にするためのプロジェクトで、LinkedIn、Tagged、Hi5、Bebo、Facebookの5つのソーシャルネットワークと提携したと発表した。これら5つのソーシャルネットワークは、「Windows Live Contacts API」を利用することに合意した。これにより、メンバーユーザーがWindows Liveのコンタクト情報をそれぞれのサイトにインポートできるようになる。今回の動きは、Microsoftが3月に入ってからMIXカンファレンスで概要を発表した新たなデータポータビリティ戦略の一環である。
これに対しMicrosoftは、これらソーシャルネットワークのユーザーを対象に、友人リストに掲載されているメンバーユーザーを「Windows Live Messenger」に招待できる「Invite2Messenger」という新たなサービスを開始した。
これは、ソーシャルネットワークのアカウントや電子メールクライアントのデータベースにアクセスしてコンタクト情報をエクスポートするために広く使用されている「scraping」という手法に取って代わるものだ。scrapingは、技術的に認められているわけではなく、ソーシャルネットワークで時折、物議を醸すことがある。Facebookでも、ブロガーのRobert Scoble氏が自身の友人リストをコンタクトマネジメントサービスのPlaxoにエクスポートするスクリプトをテストした結果、Facebookから一時的にアカウントを停止された。Windows Liveの関係者は、承認されたAPIを利用することによって、プロセスはより安全になると述べた。
このAPIは、Facebookと、現在AOLによる買収計画が進んでいるBeboではすでに利用できる。他の3つのサイトについては、今後数カ月以内に利用できるようになる見通しだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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