「その理念は製品の2つの部分で表現される。ツール類はきめ細かい管理ができるように強力なものでなければならないが、同時に使い方が簡単でシンプルかつ直観的なものにしなければならない。これらの2つの課題を両立させることこそ、われわれが常々考えてきたことだ」(Cohler氏)
Cohler氏の説明によると、Facebookはアメリカの大学生向けのサービスとして始まったが(実際に登録には大学から発給された電子メールアドレスが必要だった)、4年たってユーザーベース(6700万人)は劇的に変化した。現在、Facebookメンバーの3分の2は米国以外のユーザーであり、この割合は18カ月前には10%にすぎなかった。
「われわれはFacebookの根底にはどこでも通用する基本的な原則があるのだと考えている」(Cohler氏)
しかし、それだけではない。うわさされていたように、Facebookは「Facebook Chat」という名称のIMサービスを導入する予定であり、2週間以内に登場するはずだ。プロダクトマネージャーのPeter Deng氏がこのサービスを事前に披露した。
Facebook Chatでの会話は、自動的に90日間保存され、その後システムが削除する。Facebookメンバーはまた、いつでも手動でチャット履歴を削除することができるという。
Cohler氏はプレゼンテーションの後、同社とFacobook向けのアプリケーションを開発している独立系の開発者との関係について質問された。これはおそらく、Facebookがサードパーティーアプリケーションと競合する可能性のあるアプリケーションを社内で開発することに対する懸念が高まっているためである。「われわれは、開発者らと同等のアプリケーションを自社で開発する。ユーザーはわれわれのアプリケーションを使用せず、そのほかのアプリケーションを使用することが可能だ。こうしたことを容易にするつもりだ」(Cohler氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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