Facebookは、メンバーがプロフィールに埋め込めるインスタントメッセージング(IM)アプリケーションを早くも今週には導入する計画だ。TechCrunchが米国時間3月14日に伝えた。
詳細はよくわかっていないが、どうやらウェブベースのIMサービスのようであり、今後Facebookのユーザーはサードパーティー製のプログラムを経由しないで友人リストの他のメンバーとチャットができるようになるはずだ。さらに、TechCrunchのMichael Arrington氏は、このサービスはJabberオープンソースプラットフォーム上に構築される可能性が高く、つまり「Pidgin」「Trillian」「Adium」などのサードパーティー製の「ユニバーサルIM」クライアントでも実装できるようになる可能性があると説明している。
Facebookの関係者にコメントを求めようとしたが、すぐに連絡がとれなかった。
いうまでもなく、ソーシャルネットワークにとってIMの導入は自然なステップである。ソーシャルネットワークには数百万人のウェブユーザーが加入しており、IMによってソーシャルネットワークで強く求められている「ユーザー参加」の度合いを高いレベルに維持することができる。当然ながらこのアイデアを思いついたのはFacebookが最初ではない。Facebookユーザー間でIMを利用可能にするためのサードパーティー製のFacebookプラットフォーム向けアプリケーションも多数存在する。しかし、Arrington氏は、Facebookが自前のIMサービスを導入すると、これらのディベロッパー製プログラムは事実上消滅するだろうと指摘している。
とは言うものの、他の主要なソーシャルネットワークでは、現在すでに何らかの自前のIM機能を導入している。例えば、MySpaceは「MySpaceIM」を運用しており、また最近Beboを買収したAOLもBeboのソーシャルネットワークをAIMクライアントに緊密に統合する予定だ。むしろ、Facebookがこのようなサービスを数カ月前に構築していなかったことの方が驚きだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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