Time Warnerの最高経営責任者(CEO)は米国時間3月11日、YahooとAOLの合併の可能性は排除するべきではないと述べた。MarketWatchの記事が伝えている。
CEOのJeff Bewkes氏はBear Stearnsのメディアカンファレンスで投資家に対して、 Time Warnerは自社に代わってAOLを強化してくれるような買収を検討する意向だと述べたと記事は報じている。
Bewkes氏はウェブキャストで中継された昼食会でのスピーチで「AOLを強化し、その価値を高めるにはAOLに何かを追加した方がいいのか、それともAOLを何かに追加した方がいいのか。いずれにしても、われわれはその可能性を排除できないしするつもりもない。AOLをいかなる状況に置いてでもAOLを最強のプレーヤーにし、その価値を高めることがわれわれの義務である」と述べた。
しかしその一方で、記事によるとBewkes氏は、MicrosoftがYahooを買収すれば広告ネットワーク(AOLの「Platform A」事業)の利点を実証することになるので、AOLにとってもプラスになる可能性があると述べた。さらに、MicrosoftがYahooを買収するとAOLにとって競争が厳しくなる可能性があるとも述べた。
一方Yahooにとっては、Microsoftの数百億ドルの買収提案に対抗するための潜在的な買収志望者を釣り出す試みで、過去2日間に1つの取引はだめになり(News Corp.)、もう1つは可能性が残っている(AOL)。そして釣り針にかかっているのがMicrosoftとの案件だ。
読者は「魚を釣るなり餌を切るなりしなさい(どちらかにはっきり決める)」という格言を聞いたことがあるだろうか。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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