現在販売されるThinkPad X300は3タイプ。メモリ容量と保証期間の差のみなので、大きな差はない。OSはWindows Vista Businessを初期導入するが、Windows XP ProfessionalのダウングレードCD-ROMも付属するという。
このダウングレードCD-ROMは、現在、ダウングレードとして販売されるDSP版のものではなく、ドライバーや専用ユーティリティーまで同時にインストールされるもの。つまり「リカバリーCD」なのだ。
ここまでのものを用意しておきながら、初期状態からWindows XPモデルがないのは残念だが、Windows XPでの利用を考えているユーザーにはありがたいだろう。
ここまで見てきたThinkPad X300。モバイルパソコンの重要なスペックである重さは3セルバッテリー時で1.42kg、バッテリー駆動時間は3.2時間と、ここだけ見れば驚くものではない。が、SSD搭載による次元の違う操作感は実物を触ってみないと感じにくいものだ。SSD搭載モデルのみという仕様も現時点では特別なモデルといってよいだろう。
今回、レノボ側からはライバルはないという発言も聞かれるが、それは13.3インチクラスが少ないだけの話。実際にはレッツノートのYシリーズや、VAIO typeS、少し小さいが富士通のLOOX Rなどと比べられるだろう。価格が大幅に違うため選択は不利になるが、SSDの動作を体感したいならこの価格を奮発する価値もある。
また、13.3というと持ち運びには少し大きいと感じる向きもある。X300で大きな変革を感じただけに、将来登場するであろう12.1インチ4:3液晶の後継機などへの期待も高まってきた。
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