最近では、モバイルノートPCでは、耐荷重などを数値化しているものが多いが、ThinkPadではそういった数値は公表していない。もちろんX300についても公式に記載されたものはない。
しかし、手にとると、剛性の高さはすぐにわかる。パームレストの隅をつまんで持ち上げることも問題なく、ボディの歪みも他のノートPCに比べればほとんどないといってもよい。液晶まわりの剛性も高い。
耐久性の数値に表れない安心感がThinkPadのよさと言えるが、実際の耐荷重についても、頻繁に試験施設を公開しているところから、公開はしていないものの、それなりの数値は出していると思われる。今回登場の薄型のX300についても、ThinkPadの基準を満たしているとしており、その基準は以前よりも厳しくなることはあっても、緩くなることはないという。
X300に初搭載された装備もいくつかある。ランプ関係では、キーボードでCAPS LOCKをしている際、キー内の緑色のランプが点灯することと、音声ミュートにした場合に、ミュート状態のランプを付けるようにしたこと。さらに、電源ボタンにも白色LEDが入り、電源が入っている間白く輝いている。
これらのランプ類は、目ざわりにならないように輝度も最適化されているようで、薄暗い場所で使っても目障りということもない。また、ブルー系の灯火はThinkVantageボタンのみ。通常はわずかな光量で点灯しているので、目障りにならない。
ThinkVantageボタンはまた、メール着信時に明るく点灯させることもできる。POPサーバにメールの到着を確認する機能が組み込まれており、メールがあれば、ボタンを明るい青色で店頭させる仕組みも持っている。青色ゆえに着信したときは気づきやすくなっている。
また、肝心のキーボードの感触だが、今回からスペースの関係で、ファンクションキーなどの列のベース部分が一段高くなっており、ストロークが若干短くなっている。触ってみると特に違和感はなく、後付けの理由にも聞こえるストロークの違いでキーの違いがわかるとレノボが説明している点もうなずける仕上がりだ。
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