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「ゲーマーはゲームの中で死を望む」--フィンランドの研究者らが報告 - (page 2)

文:Don Reisinger(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年03月04日 16時54分
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 では、ゲーマーや、ゲームを暴力や抑えきれない凶暴性を発散するための手段と考えている人にとって、これは一体何を意味するのか。いずれにせよ、希望はあるのだろう。

 とは言え、その研究者らは、今回の調査結果がビデオゲームプレーヤー全体に適用可能であると確信させられるだけの十分説得力のある実験を行ったとは言い難い。率直に言って、今回、被験者がわずか36人しかいなかったため、そのサンプルが実際にすべてのゲーマーの典型例だと確信するにはいたらないだろう。

 ともあれ、今回の調査は、誰も予想していなかった結果を導きだし、さらにゲームは暴力と無関係であり、定められた目標を達成する楽しみがゲームのすべてだという考え方に一定の信憑性を与えたかもしれない。事実、この調査は、ある1つの真実を示したという意味で素晴らしい仕事だったといえる。その真実とは、大半の人々は、殺害行為をゲームの主要ポイントとは捉えず、必ずしも必要ではないが目標を達成するための1つの手段と考えているということだ。

 結局、人々はビデオゲームの中でバーチャルの登場人物を殺すのだったらむしろ、自分のキャラクターが死んだ方がよいと考えているということは十分に納得できることではない。そもそも、この点をきちんと証明するには、36人以上の人々とさまざまな種類のゲームが必要になるだろう。

 それでも、今回の調査は、人々が仮想環境の中で殺したり殺されたりしたいと心底願っているのか否かを最終的に解明することを願い、この事象を調査するさまざまな新しい調査のバックボーンとしての役割を果たすことだろう。

 仮に私が殺したいか、殺されたいかと問われれば、殺すことが勝利を意味するなら私は前者を選択するだろう。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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