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課金、広告、物販--モバイルビジネスを支える3つの収益モデル - (page 3)

村上勇一郎(ドコモ・ドットコム)2008年03月06日 16時12分
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急拡大するモバイル物販マーケット

 物販ビジネスも急成長が見込まれる分野である。実は最初に挙げた3つの収益モデルのうち、物販ビジネスは最もマーケット規模が大きい分野だ。野村総合研究所の調査によれば、2007年度のモバイル物販マーケット規模は7154億円、2011年度には1兆7530億円になる見込みだという。

 面白い動きがあるのでここで紹介したい。大手の通販サイトも含めて複数のサイトに見られる現象なのだが、一昨年前(2006年)と比較して携帯電話からの注文が倍増しているのだという(ドコモ・ドットコムのクライアントである大手通販会社、大手下着通販よりヒアリング)。特に目立ったサイトの改変等の施策を打たなくてもその状況だという。これは2006年より普及していったパケット定額制と比例する形で伸びていると予想できる。

080305_graph01.gif 通販会社大手のインターネット売り上げに占めるモバイル比率(出典:通販新聞社「月刊ネット販売(2007年9月号)」第7回ネット販売白書より作成)

 従来、つまりパケット定額制が普及するまでの2006年までの考え方で行くと、パソコンインターネットの売上10に対して、携帯電話からの売上1が目安であった。しかし最近では、2割を超える注文が携帯電話経由で入ってきているのだ。こうした状況を考えると、企業のほうでも携帯電話への対策にこれまで以上に力を注がなければいけなくなってきたと言える。

 これまで2回にわたってモバイルインターネットのマーケット概況に対して考察を加えた。生活者の習慣行動が変わったことに気づき、いかに対応していくかが今後のマーケットを握る上でのカギとなる。インターネット時代においては環境が急激に変化していくので、数年前の常識が通用しなくなっていることなどざらである。この状況を加味し、変化はチャンスと捉えて時代に対応していくことが求められている。流れの早い時代ではあるが、逆の見方をすればアイデアひとつで大成功する時代でもあると言う事ができる。

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