本機は16Gバイトの内蔵フラッシュメモリとSD/SDHCカードに記録が可能なダブルメモリーのAVCHDビデオカメラである。手にしてみると驚くほど小型軽量で、本体重量約380gとデジカメ並みの重さを実現している。電子ビューファインダーが省かれたボディは、まるでレンズ筒を握っているようなコンパクトさで、このサイズならコートのポケットに入れて持ち歩ける。
カバーの付いた小型アクセサリーシューや、本体色と同じメタリック仕上げのバッテリなど、統一感のあるデザインが秀逸だ。この“レンズ筒だけ”というスタイルは他社のコンパクト機と似ており、小型軽量化を進めていくとこうしたスタイルに帰結するのだろう。
デジカメのように独立した電源ボタンを上部に備え、起動時間も早い。電源オフから1.8秒でムービー撮影が可能になり、クイックスタートモードでは液晶を開くと瞬時に撮影できる。
可動部分がほとんどないメカレス設計なので、扱いに神経を使うことも少ない。ハンドリングからすると、ムービーというよりもデジカメに近い感覚で撮影が可能だ。内蔵メモリとSD/SDHCカード両対応であるため、うっかりメモリカードを忘れても撮影できる点も便利だ。こうしたフットワークの良さがダブルメモリーのビデオらしい。
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