[レビュー]内蔵フラッシュメモリ&SD/SDHCカードのダブルメモリービデオカメラ--キヤノン「iVIS HF10」 - (page 3)

キヤノン
内容:iVISブランドとして定評のあるキヤノンのビデオカメラがダブルメモリータイプへと進化した。大容量16GバイトのフラッシュメモリとSD/SDHCカードのハイブリットでメカレスだからこそ実現できるコンパクトサイズと高速起動を実現。カメラメーカーならではの画質へのこだわりとコンパクトボディに凝縮させている。

ムービー操作はシンプルに割り切られている

 カメラ右横に撮影/再生モード切替スイッチがあり、再生操作などは液晶横のジョイレバーと液晶下の再生ボタンで行う。操作系はボタン数が少なめでビギナーでも理解しやすい。

  • 操作ボタンは少なめで、左サイドには、かんたん撮影モード、バッテリ情報ボタンのみというシンプルさだ

  • 右側に静止画・動画の撮影・再生モードダイアル、上部にズームレバーとスチルシャッター、電源スイッチを装備

  • 前面にしっかりステレオマイクを装備。静止画用のストロボのほか、白色LEDのビデオライトは光量があるのでまぶしい

 撮影はフルオート中心で、撮影時の操作画面は縦に機能、横に選択項目を配した同社らしいGUIを装備し、同社デジカメを使った人ならマニュアルレスで操作できるはずだ。

 再生リストはサムネイルつきのレコーダー的な表示を採用している。削除やコピーなどの選択は、ファンクションボタンを押すとサムネイル画面下の機能選択エリアにカーソルが遷移するしくみだ。使い勝手からするとプルダウンメニューのほうが一般的で理解しやすく感じた。難なく慣れることはできるが、洗練された撮影GUIに比べるとこなれていない印象だ。

 撮影した動画と静止画の保存先を内蔵メモリとカードに指定できるほか、内蔵メモリとカード間のコピーが可能だ。ただし、FXPモードで内蔵メモリに記録したムービーは、Class4規格のSD/SDHCカードにしかコピーできない。Class4以下のカードだと「コピーできません」とワーニングが出てしまう。

  • キヤノン製のデジタルカメラに似た撮影GUIを採用している。ムービー画質は4モードが選べる

  • 再生リスト画面。タイトルを選んでから、下の機能エリアで内蔵メモリからSD/SDHCカードへのコピーを選ぶとコピーが完了する

  • ムービーのフレームレートを標準60i(60コマインターレース)、PF30(30コマプログレッシブ)、PF24(24コマプログレッシブ)で選択できる。PF30とPF24にすると映画フィルムのような映像になる

  • コピーするタイトルは「全シーン」「この日の全シーン」「1シーン」と3つの条件から選択できる

  • FXP(フルハイビジョン)モードで撮ったムービーを、Class4以下のSD/SDHCカードにコピーしようとすると、警告が出る

  • プレイリストの作成やコピーは可能だが、プレイリストの編集は不可となっている

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