撮像素子は総画素約331万の1/3.2型CMOSセンサーを採用し、撮像素子からの読み出しだけでなく記録もフルハイビジョン化を実現している。これは最新の他社機と肩を並べるスペックだ。
レンズは光学12倍ズームで画角はムービー時約42.9mm-514.8mmと標準的といえるだろう。狭ピッチの撮像素子に合わせて、中心解像度の高い光学系を採用。NDフィルタにグラデーションフィルタを採用し、内部反射を抑えるなど、レンズ性能の確保をしている。と同時に小型計量化を実現し、後述するように画質まで確保している点には、カメラメーカーのノウハウが感じられる。
16Gバイトの内蔵メモリにムービーと静止画記録が可能で、ムービー最高画質のFXPモードで約2時間5分、LPモードでは約6時間記録できる。このほか、SD/SDHCカードスロットを備え、SD/SDHCカードにムービーと静止画記録が可能だ。
8Gバイトで1万円を切るまでに価格がこなれてきた大容量のSDHCカードが使えるのは大きなメリットといえる。ただし、転送レートなどの制限で、FXPモード(フルハイビジョン)記録する場合はClass4規格(最低転送速度4MB/秒)のSD/SDHCカードが必須となる点は覚えておきたい。
ムービーの記録モードはFXPモード(約17Mbps)、XP+モード(約12Mbps)、SPモード(約7Mbps)、LPモード(約5Mbps)の4モードで、FXPモードは1920×1080記録、その他のモードは1440×1080記録になる。静止画は最大3.1万画素(2048×1536ドット)の記録が可能だ。
CMOSで撮影されたデータは、同社の映像エンジンDIGIC DV IIで処理された後にMPEG-4 AVC/H.264エンコーダーで圧縮符号化され、AVCHDフォーマットで記録される。なお、音声はDolby Digital 2ch記録を採用している。
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