[レビュー]唯一無二のフルハイビジョンBlu-rayカム--日立「DZ-BD9H」

日立
内容:現在唯一のBlu-rayカム「Wooo」に第2弾モデルが登場した。上位機となる「DZ-BD9H」は、60Gバイトという大容量HDDを搭載し、容量という面からもハイビジョン撮影をサポートする。初号機からわずか半年程度で登場した上位機の変更点、改善点をチェックした。

Blu-rayの普及度アップで本領発揮

 本機は日立製作所が放つBlu-rayカムの第2弾である。8cmBD/DVDドライブと1.8インチ の60Gバイト HDDを内蔵したハイブリッドモデルで、世界初のBlu-rayカムとして注目された1号機「DZ-BD7H」と「DZ-BD70」の上位機種となる。DZ-BD7HとDZ-BD70も継続販売されるので、本機は後継機ではなくハイエンドモデルという位置づけになる。

  • やや大型だが箱形のBlu-rayドライブの蓋部分をしっかりグリップしてホールドできる

 本機を使えば、内蔵の60Gバイト HDDに長時間のフルハイビジョン記録ができる。さらにHDDに録った映像をカメラ単体で8cmBlu-rayディスクなどにダビングして光ディスクに残すことも可能だ。昨年夏の1号機の発売時と比べると、Blu-rayの普及度と認知度がアップし、新世代を担うBlu-rayカムの本領を発揮できる環境が整いつつあるといえるだろう。

一眼レフのように精悍なブラックボディ

 フォルムとデザインは従来機DZ-BD7Hと同じだが、カラーリングが一眼レフのようなブラックになり、ハイエンドモデルにふさわしい精悍なグレード感を演出している。

 手にすると、HDD+Blu-rayのハイブリッド機であるため、HDDやメモリー記録カメラと比べると大柄な印象だ。とはいえ、しっかり構えられるホールド感の良さと、カメラ単体でBlu-rayダビングできる多機能さを考えると、リーズナブルなサイズともいえそうだ。

 ボタンなどの操作系もDZ-BD7Hとほぼ同じだが、従来のディスクファイナライズボタンが液晶の明るさ調整ボタンに変更されている。これは従来比約1.4倍の高輝度2.7型液晶モニタの採用に伴う変更だ。液晶輝度を3段階で選べ、明るい野外で撮影すると液晶の見やすさが改善されたことが実感できる。

 なお、Blu-rayやDVDのファイナライズはダビング時のGUIで行えるようになっている。新機能としては、ファイナライズをするとBlu-rayにサムネイルつきのトップメニュー画面が付くようになった。

  • 従来機DZ-BD7H(上)と新モデルDZ-BD9H(下)を比較。カラーリングが変わった以外に外見上の大きな変化はない

  • 左サイドに逆光補正、露出補正、マニュアルフォーカスなどのボタンを装備。高輝度液晶の採用で新たに液晶明るさ調整ボタンが付いた。液晶横のジョイレバーでGUI操作を行う

  • 背面の操作ダイアルはトグルでHDDとBlu-rayを切り替える。背面上のスイッチでムービーとスチル撮影を切り替える。上面にズームレバーと静止画シャッターを装備

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