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[レビュー]唯一無二のフルハイビジョンBlu-rayカム--日立「DZ-BD9H」 - (page 4)

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日立
内容:現在唯一のBlu-rayカム「Wooo」に第2弾モデルが登場した。上位機となる「DZ-BD9H」は、60Gバイトという大容量HDDを搭載し、容量という面からもハイビジョン撮影をサポートする。初号機からわずか半年程度で登場した上位機の変更点、改善点をチェックした。

進化したフルハイビジョン画質

 撮影画質を見てみよう。従来機DZ-BD7Hで指摘されていたパープルフリンジ(輝度落差の多い輪郭に乗る擬色)は完全に払拭されてはいないが、CMOSと回路系の見直しによって、解像感(特にワイド端のディテール感)が改善されていることが確認できた。室内などの暗所ではレンジが狭く黒みの多い映像になるが、S/Nが改善されていることがわかる。なお、この比較は発売当初の従来機DZ-BD7Hと比較した印象だ(ちなみに最新のDZ-BD7Hと比較した場合は極端な差が認められなかった。ということは、DZ-BD7Hもコーデックなどのバージョンアップで画質が進化していると推測できる)。

 映像全体のテイストとしては、他社機ではいかにもハイビジョンという派手な映像が多いが、本機の映像は強調感のない素直な画作りで、色の出や輪郭補正は自然なレベルに収まっている。ホワイトバランスも適切で、ハイライトでも白を正確に描き、RGBのいずれかが飽和して白に色が乗るような破綻がない。

 というように、発売当初の従来機と比べると高画質化されていることがわかった。1/2.8型530万画素という超高密度なCMOSをよくぞここまで手なずけたという印象だ。欲を言えば、フルハイビジョン撮影だけなら、CMOSの画素数は手ブレ補正エリアを入れても300万程度あれば十分なので、静止画記録にこだわらず画素数を減らした方が、レンズ性能や画角、ムービー画質、小型化に余裕が生まれて有利だったのではないだろうか。

 というような要望もあるが、Blu-rayという新世代のメディアにハイビジョンをダイレクトに記録できるカメラは日立機だけで、その手軽さではハイビジョンカメラの本命といえるだろう。HDDからBlu-ray/DVDへのダビング機能も大きな特徴で、録ったその場でディスクを配布するなど、新しい使いこなしも魅力といえる。

 本機は、HDD容量の倍増や更なる高画質化によって、こうした便利さを今まで以上に引き出せる最上位機に仕上がっている。ハイブリッドBlu-rayカムの便利さをハイエンドに楽しみたい人に勧めたいモデルだ。

  • 発売当初の従来機DZ-BD7Hの映像(昨年夏に撮影)。輪郭にパープルフリンジが乗り、上部左右の木立描写が、かなり甘いことがわかる

  • 本機の映像。同じTPOでの比較ではないが、木立や遠景など全体のディテール感が向上していることがわかる

  • 望遠端付近で撮影した本機の映像。色再現は記憶色で鮮やかではあるが、他社機と比べるとナチュラルな傾向といえる。昼間の撮影ではコントラストも程良いバランスだ

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