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IT業界を生き抜く処世術は「遊びは真剣に、仕事は遊び心で」(第10回: 宇佐美進典) - (page 3)

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--宇佐美さんは2006年に共同著書で「SNSビジネス・ガイド Web2.0で変わる顧客マーケティングのルール」(出版元:インプレスジャパン)という本を出されていますが、これは新たな挑戦なのでしょうか?

 それもありますが、大学の時にゼミに入っていないので卒業論文を書いていないんですね。「ゼミなしっ子」のコンプレックスを解消するための卒業論文という意味合いも強いかもしれません(笑)。

 もう1つには、自分の考えを改めてまとめたかったんです。非常に大変でもう執筆は止めようと思ったのですが、今はデータベースという観点で最新のネットビジネスに関する本を書いています。

--2008年の新たな挑戦は?

宇佐美氏 「自分のモチベーションに関しては、毎日が楽しく嫌なことはすぐに忘れてしまうので落ち込むことはありません。世界を変えることをやりたいと思っているので、それと比較したら大抵のことは小さいことなんですよ」

 より海外志向を強くして行きたいと思っています。世界に挑戦していくようなビジネスを展開していきたいですね。中国の上海に子会社をつくったのですが、ここを拠点にして、もっと海外で事業を起こしていきたいと思っています。中国では現時点は高級ホテルの宿泊オークションサイト「慢慢走」を展開しています。

--なるほど。この会社をつくってから仕事とプライベートの区別がなくなったと聞いています。また子供との時間を早朝にとっているということですが。どんな会話するんですか?

 今は子供も中学生になり、部活動の朝練習に行ってしまうので、早朝に時間をとることも少なくなってしまいましたが、息子とは漫画・アニメの話で盛り上がることも多いですね。

「世界を変えたいから、大抵のことは小さいこと」

--そうそう、マンガ好きということですが、好きな本について教えてください。

 小学生の頃に呼んだ本なのですが、作家で花登筐さんの『どてらい男』ですね。丁稚奉公からの立身出世物語です。絶版なので古本屋でしか売っていませんが。

 漫画は本当に大好きで、週刊の青年・少年マンガはほとんど全部読んでいます。月40冊以上読んでると思います。最近では『大きく振りかぶって』(著ひぐちアサ)ですね。あんなに面白いとは思いませんでした。

(このあとしばらくマンガの話で盛り上がってしまいました)

--では、話を戻して、尊敬する人物はどんな方ですか?

 坂本龍馬にローマ帝国のカエサルですね。新しい時代を切り拓いていった人たちです。ECナビの会議室には、アレキサンダー、ソクラテス、竜馬、海舟――などと歴史上の人物の名前がついています。彼らから学ぶことは多いです。ちなみに今インタビューしていただいているこの部屋は「アレキサンダー」です。

--最後に、モチベーションについてお伺いします。創業の時は皆やる気があるけれど、大きくなってくるとそういうエキサイティングなモチベーションを維持するのは大変になってきますよね。これまでで効果的だったと思うことは何ですか?

 大きな組織ではなく小さな組織にして意思決定を自分で行えるように権限委譲していくことだと思います。あとは、時間や空間を共有できる合宿ですね。合宿は、四半期ごとのミーティングなども含めて近場の温泉に年15回以上いっています。こういう意見交換もオフィスではなく、違う環境でやる事も重要なんですよ。また、1対1(マネージャーとスタッフ)で話をする機会も多く取るようにしています。

 自分のモチベーションに関しては、毎日が楽しく嫌なことはすぐに忘れてしまうので落ち込むことはありません。世界を変えることをやりたいと思っているので、それと比較したら大抵のことは小さいことなんですよ。

--毎日ノリノリなんでしょうね。それでは最後の最後に、このインタビューで宇佐美さんと同席してくださった広報担当の江頭さんに,宇佐美さんの印象をうかがってしまおうと思います。

江頭氏:「うちの宇佐美は、フラーっとそこにいて常にエネルギーを放出している感じです。落ち込んでいる姿は見たことがないですね。ECナビには『遊びは真剣に、仕事は遊び心で』という掛け軸をかけているのですが、まさにその精神そのものです。バランスボールに座りながら仕事をしていたり(笑)」

--今日はどうも有難うございました。

 あ、そうだ皆さん。今日、僕はおそらくノロウィルスにかかっているかもしれないので、気をつけて下さいね。

--えー、本当ですか!全然元気そうなのに!じゃあ、帰ったらすぐにうがいをしないと!

(宇佐美さん、ノロウィルスには感染しませんでしたよ☆)

Venture BEAT Project
こだまん(児玉 務)

1997年日本アイ・ビー・エム入社。ベンチャー企業との協業、インターネットプロバイダー市場のマーケティングを経て、2000年よりナスダック・ジャパンに出向し、関東のIT企業および関西地区を担当。帰任後は、IBM Venture Capital Groupの設立メンバーとして参画し、その後退職し米国へ留学。パブリックラジオ局(KPFA)での番組放送の経験を得て帰国後の現在は、「“声”で人々を元気にする」をモットーにラジオDJ、イベント司会、ポッドキャスティングの分野で活動中。「Venture BEAT Project」プランニングメンバー。好きな言葉は「アドベンチャー」。

ブログ:「Edokko in San Francisco 2007

趣味:タップダンス、ビリヤード、会話、旅、スペイン語

特技:アメリカンフットボール、陸上競技100m

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