ECナビは3月26日、消費者作成メディア(CGM)を利用したクチコミマーケティング「buzzmo(バズモ)」を開始した。ブロガーに広告主の新商品やサービス、イベントについて情報を提供し、ブロガーが紹介記事を執筆した際に、ECナビのポイントで報酬を支払う。
buzzmoでは、価格比較サイト「ECナビ」およびソーシャルブックサービス「Buzzurl」に登録する会員からブロガーを募り、新商品やサービスのニュースリリース(発表資料)をメールで配布して、記事の執筆を促す。ニュースリリースに興味をもったブロガーは記事を執筆しECナビへ申請を行う。ECナビが記事を承認すことでECナビのポイントが支払われる。ニュースリリースは専用ブログでも公開する。
ECナビではbuzzmoを利用することで直接のクチコミ効果に加え、記事の数に応じて広告サイトの被リンク数が増えるため、Yahoo!やGoogleなど検索エンジンの順位向上につながるなど、SEO効果を期待できるとしている。同社ではニュースリリースの配信だけでなく、バイラル動画のシーディング(種まき)やレポーティングのための利用にも対応する。
ECナビではbuzzmoの開始に先立って2月よりブロガーを募集し、4500人をネットワーク化した。そのうち7割が女性で、いずれもECナビの価格比較サイトに登録していることから、インターネットショッピングに関する意識が高いという。同社では、特に化粧品や食品などのプロモーションで効果を発揮すると見込んでいる。
なお、ブロガーに報酬と引き換えで記事執筆を依頼するクチコミマーケティングとしては、リンクシェア・ジャパンやモバイルファクトリーなどが相次ぎ開始している。
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