Microsoftから446億ドルの買収提案を受け、Yahooの最高経営責任者(CEO)であるJerry Yang氏と非常勤会長Roy Bostock氏は米国時間2月1日、全従業員宛てに電子メールを送った。そこに書かれていたのは?
米証券取引委員会に4日に提出されたその電子メールには、次のように記されていた。
見出し:再び今日のニュースについて
[極秘情報]
従業員各位
Microsoftによる当社への一方的な買収提案については今朝伝えたところだが、その後、多くの報道が流れ、業界内でも噂が飛び交っていることは承知のことと思う。その点にかんがみ、この買収提案の位置づけ、検討状況、今後について、本日中にすべての従業員に対していくつかの点を明確にしておきたい。
第1に、現時点ではまったく何の決定も行っておらず、一部で噂されている統合の動きもまったくないことを強調したい。今回の買収提案は文字通り提案に過ぎず、わずかこの24時間での出来事だ。役員会としては慎重かつ注意深く検討し、当社にとって正しいことを実行する所存である。われわれは株主および従業員にとっての価値を長期的に最大化するために数多くの選択肢を検討しており、Microsoftの提案はその1つだ。したがって、Microsoftへの回答は、役員会においてすべての戦略的選択肢を注意深く検討し終えた後のことになる。
第2に、この状況を巡る雑音によって当社の中核事業がおろそかになるようなことがあってはならない。今後とも業務を進め戦略を遂行しすべての利用者、広告主、パブリッシャーに価値を届けていくべく注力することが絶対的に必要である。
最後に、多くの従業員にとって、とりわけ業務の最前線にいる従業員にとって厳しい日であっただろうことは認識している。聞きただしたいことも多くあるだろうが、状況の進捗に合わせできる限り情報を伝えることを約束する。この場を借りて、皆さんが考えを変えることなく、継続的に集中して力を貸してくれたことに感謝を述べたい。情報が入り次第、そして状況が許し次第、皆さんと情報を共有するように務めたい。
Jerry、(新しく非常勤会長に就いた)Roy Bostockより
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