欧州委員会では、Microsoftが米Yahoo買収に関連して結ぶ取り決めについて、同社からの報告を待つ方針だ。
Microsoftは米国時間2月1日、Yahooに対し現金と株式による総額446億ドルでの買収を提案したと発表した。
欧州委員会競争政策担当委員の広報担当Jonathon Todd氏は1日、ZDNet.co.ukの取材に対し、Microsoftは同委員会に対して通知すべきかどうか決定する必要があるとしながらも、今回の買収提案について委員会としてコメントすることはないと述べた。
Todd氏は「われわれに報告すべきかどうか、それはMicrosoftが決めることだ」と語った。
欧州委員会はこれまで、Microsoftおよび同社の独占禁止をめぐる問題について懸念を表明してきた。2007年10月には、ワークグループサーバの互換性をめぐるMicrosoftの競争を阻害する行為について、2004年に欧州で出された裁定を受け入れることを同社に同意させるという、画期的な勝利を収めた。
Microsoftは、今回の提案について欧州委員会に報告することを示唆し、規制当局から認可を得られることを期待するとしている。
Microsoftは声明で、「Microsoftは今回の合併提案について、必要なすべての認可を得られると確信している。2008年下半期中には買収を完了できると考えている」としている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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