Googleおよび同社パートナーのウェブサイトにおける広告クリック数は、前年同期比で約30%増となったが、これまで数四半期の間減速傾向にあると、Google幹部らは述べた。また、GoogleはNews Corp.傘下のMySpaceをはじめとするソーシャルネットワーキングサイトで広告収入を上げるのに苦戦したとも付け加えた。MySpaceとの契約では、Googleは、消費者が広告をクリックしなくても売り上げを支払うことになっている。
Googleの最高財務責任者(CFO)であるGeorge Reyes氏は、「ソーシャルネットワーキングの広告枠は予想していたほど利益を生み出さない」と語った。
Googleは一方で、モバイルやホステッドアプリケーションといった別の市場にも進出している。さらに、動画サイト「YouTube」の広告を強化し、検索をベースにした広告への依存から多様化を図っている。
Googleの株価は、2008年に入ってから約18%下落しており、この日は564.30ドルで引けた。同社株価の過去最高は2007年11月に記録した747.24ドルである。
米Yahooは29日、ウォールストリートの予想を上回る利益を発表したにもかかわらず、従業員1000人をレイオフすることを明らかにし、弱気なガイダンスを示した。
Nielsen Onlineによると、米国の検索におけるGoogleの市場シェアは56.3%で、Yahooの17.7%、Microsoftの13.8%を3倍以上上回っている。また、ComScoreによると、Googleは、Yahooを抜き世界第1位のウェブプロパティになったという。
eMarketterは、米国国内における検索広告への支出は、2007年の86億ドルから2008年は110億ドルに達すると見ている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス