カリフォルニア州の最高裁判所は米国時間1月30日、Googleを相手どった年齢差別訴訟を審理する意向であることを明らかにした。原告は、株式公開を半年後に控えたGoogleを解雇された、当時54歳のマネージャーだった人物。
訴状で原告のBrian Reid氏は、2004年2月の解雇時に「文化的にそぐわない」といわれたと主張している。また、同僚からは「年寄り」「おいぼれ」と言われていたと主張している。
Googleは本訴訟についてコメントを控えたものの、Reid氏が解雇されたのは、所属していた部署(社内用の学位取得プログラムを開発する部門だった)が廃止になったためとしている。
カリフォルニア州サンタクララの上級裁判所は2007年10月、訴訟を棄却するという下級裁判所の判決を覆した。上級裁判所は、本件は審理して、訴えの証拠を検討するべきだったと述べている。証拠には、Google社員は若いほうが高い評価、高い給料を得られることが多いという分析結果も含まれていた。これを受け、Googleは上訴した。
Reid氏は2002年6月にオペレーション担当ディレクター兼エンジニアリング担当ディレクターとしてGoogleに入社。世界初のファイアウォールの開発に従事したほか、インターネット検索エンジンAlta Vistaの開発や、usenetのalt.*の構造の考案に携わった。
カリフォルニア州の最高裁判所はいつ審理するかは明らかにしていないが、一般に口頭弁論の期間が終了する6月より前に実施されるものと思われる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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