RD-A301が搭載したHD.Rec機能は、SPモードで使うなら問題なく利用できる画質だった。容量を節約しつつ高画質での保存を考えるなら重宝する機能だ。前述したように、HD.RecはHD DVDだけでなくDVDにも対応している。DVDメディアの容量は4.7Gバイトなので、ハイビジョン録画には使えないと考えられていたが、HD.Recを使うことでそれも可能になった。
TSEの最長モードなら4.7Gバイトの1層DVDに2時間15分、8.5GバイトのDVD-R DLなら4時間18分の録画が可能だ。SPモードならそれぞれ1層が35分、2層が1時間9分の録画ができる。さらにDVDへのTSモードにも対応しており、4.7GバイトのDVDなら地デジを32分、BSデジタルのハイビジョン放送を22分記録できる。
RD-A301にはもう一つ注目すべき機能がある。それがCATV連動機能だ。これまでRDシリーズは外部接続したスカパー!チューナーと連携して、レコーダー側の番組表だけでスカパー!の番組を録画予約できた。その延長線上にあるとも言えるのがCATV連動機能だ。
これまでCATVの利用者がCATVの番組をレコーダーで録画するには、CATV用STB(チューナー)で番組予約をして、さらにレコーダーでの番組予約が必要だった。この方法だと、レコーダーの予約が日時指定での予約になるので、入力ミスが発生しやすかった。またCATVのSTBを使った録画番組にはEPGデータが反映されないので、番組名が入らない。
RD-A301が搭載したCATV連動機能は、RDの機能である「番組ナビ」のEPGを使うことで、CATVの番組予約ができる。番組情報はインターネット経由で入手するので、タイトル、出演者名なども記録可能だ。国内には多くのCATVユーザーが存在するが、それらのひとが不便に感じていた事を解決したすばらしい機能だと感じた。ただし、全てのCATV局のSTBに対応しているわけではないので、購入時には東芝へ確認をしていただきたい。
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