(前半より続く)
Gates:前回の映画会社による発表は、Paramount PicturesがHD DVDに一本化するというものでした。ですから、一進一退があるということです。これはよくあるフォーマット戦争なのです。われわれが「HDi」対応ソフトウェアで取り組んでいることは、どちらのプラットフォームに対しても実質的に中立だと考えていただきたいと思います。
それに、第3のプラットフォームがあります。最終的にはこれが勝利することに異を唱える人はいないでしょう。つまり、インターネットから直接ダウンロードするプラットフォームです。IPTVプラットフォームの「Microsoft Mediaroom」はこのやり方ですし、「Xbox LIVE」もそうです。
Disney-ABC Television GroupとMetro-Goldwyn-Mayer Studios(MGM)から供給されるコンテンツも増えています。まさしく大成功しているのです。記憶媒体を使わない便利さは、音楽の世界ですでに経験しています。音楽を持ち運ぶときは、今や誰もが「iPod」や「Zune」や携帯電話を使っています。
ユーザーの音楽コレクションはクラウドOSの中にあります。どんな新しい機器に変えても、コレクションはそのままクラウドOSにあるのです。これと同じことが動画の世界でも起ころうとしています。実際、今起きている物理フォーマット戦争は、ある意味それほど重要ではありません。それよりも、あらゆるブロードバンド機器からアクセスして映画が観られるというのが、将来の姿なのです。
Gates:サードパーティがXbox用にそうした周辺機器を開発する可能性はあります。当然のことですが、Windowsはあらゆる種類の光学式ドライブ技術をサポートしています。本質的に、われわれが重点を置くのはソフトウェアであり、高解像度コンテンツの普及を確実にすることなのです。
Gates:Vistaは(出荷本数が)1億を超えました。これはかなり驚異的な数字です。多くの人が、2007年で最も気に入った製品(のリスト)にVistaを入れています。こうしたユーザーは、Vistaの持つ魅力的な新機能を使っているからです。確かに、デバイスドライバを提供してほしいという意見はたくさんいただきました。うまく対処できなかった互換性の問題も多少ありましたが、今では、間違いなく前よりはるかにうまく対処できるようになっています。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス