勃興期にあるセマンティックウェブ、注目の10アプリケーションの現在 - (page 3)

文:Richard MacManus 翻訳校正:吉井美有2007年12月18日 08時00分

TrueKnowledge

 ベンチャーキャピタルから資金を得ている英国のセマンティック検索エンジンTrueKnowledgeが、11月初旬にプライベートベータのデモを公開した。この時Marshall Kirkpatrickは未だにサービスを始めていないPowersetのことを思い浮かべたが、TrueKnowledgeはAsk.comの非常にリアルな「smart answers」のこともまた彷彿とさせるものだ。TrueKnowledgeは、自然言語処理と内部の知識ベース、外部のデータベースを組み合わせて、さまざまな質問に対して直ちに回答を出す。答えがあると判断したウェブページの場所を知らせるだけでなく、この検索エンジンははっきりと答えを表示し、どうしてその答えに至ったかという理由も説明する。この商品の中心には非常に興味深いAPIがある。「人間と機械の質問に直接解を提供する」というのが同社の謳い文句だ。

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 創業者のWilliam Tunstall-Pedoe氏は、彼はこのソフトウェアに10年間取り組んでおり、2005年のはじめに最初の資金を獲得して以降は多くの時間を投入していると話している。

TripIt

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 TripItは旅行の計画を管理するアプリケーションだ。Emre Sokulluは、TripItが9月にTechCrunch40で紹介された際にレビュー記事を書いている。TripItを使うと、受け取った予約メールをユーザーがplan@tripit.comに転送すればあとはシステムが面倒を見てくれる。彼らの特許出願中の「itinerator」技術は、セマンティックウェブに向けた小さな一歩だ。これは、それらのメールから役立つ情報を抽出し、構造化され、整理された旅行計画を作ってくれる。TripItは訪問する場所に関する情報をWikipediaから引き出している。また、マイクロフォーマットのiCalフォーマットを使っている。iCalはGCalenarやその他のカレンダーソフトに統合されている形式だ。

 同社はTechCrunch40で「20ページもの計画を進めなくても、3ページ印刷するだけですべてがそろっている」と述べている。今後は、どこに行き、だれに会うべきかを提案するレコメンデーションエンジンの開発も計画している。

ClearForest

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 CrearForestはトップダウンアプローチ陣営の企業の1つだ。われわれは2006年12月にこの製品を評価しており、その時点ではClearForestは同社のコア技術である自然言語処理技術を次世代のセマンティックアプリケーションの促進に使おうとしていた。その後2007年4月に同社はReutersに買収された。同社はエンドユーザー向けに提供するアプリケーションに、ウェブサービスとAPIを利用するFirefoxの拡張の両方を持っている。

 このFirefoxの拡張は「Gnosis」と呼ばれており、ユーザーが「見ているページの人物、企業、組織、場所、製品を特定する」ことを可能にする。メニューから選んで1クリックすれば、Gnosisがさまざまな内容の注釈を付けたウェブページを見ることができるようになる。例えば、Gnosisは企業、国、業界用語、組織、人物、製品、技術を認識できる。Gnosisが認識している単語は、カテゴリごとにマーカー表示される。

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 また、ClearForestのSemantic Web Serviceというインターフェースを別途提供している。これは、テキスト、文書、ウェブページを分析するSOAPインターフェースだ。

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