Flickrは米国時間12月13日、写真を共有サイトにアップロードするツールの新バージョンをリリースし、その過程でこれをオープンソース化した。
「Flickr Uploadr 3.0」は、「Mac OS X」の10.4と10.5および「Windows XP」「Windows Vista」に対応したバージョンが、General Public License(GPL)バージョン2の条件下でソースコードの形でも入手できるようになった。オープンソースソフトウェアは自由に改変、コピー、共有することができる。ソースコードをオープン化すると、例えばプログラマーがUploadrのLinux版を作成したり、他の写真共有サイトにアップロードできるように改変したりすることが可能になる。
Uploadrを使用すると、ユーザーはアップロードする写真を選択したり、タグを付けたり、それらを「セット」に設定したり、プライバシーの設定を変更したりできる。バージョン3で追加された機能には、セットの写真の順番を変更する機能や、他の写真を転送中に新しい写真をアップロードキューに追加する機能がある。
Uploadr 3.0はFlickrの多言語サポートも継承しており、英語、フランス語、繁体字中国語、韓国語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語に対応している。
またFlickrは13日にプロユーザー向けの新しい統計ツールもリリースした(プロアカウントは年間25ドルだがYahooブランドの取引でDSLサービスに加入したユーザーは無償で利用できる)。「Flickr Stats」は自分の写真を見に来た訪問者がどこから来たのか(Flickr内部からか外部のウェブからか)を示してくれる。
またFlickr Statsは最近の写真閲覧回数を表示し、タグ、ジオタグ、コメントが付けられた写真の数などのデータを集計してくれる。写真の閲覧回数は、合計回数、コメント数、「お気に入り」に追加された数、そして把握が最も難しい「おもしろさ」のランキングによってソートすることができる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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