Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のボーダーズと共同調査のもと、オンラインショッピングに関する調査を行った。
今回の調査では、市場規模が拡大傾向にあるオンラインショッピングについて、ユーザーの購買行動や利用意識を明らかにしていく。 今回は、PCとモバイルにおけるオンラインショッピングの平日と休日の利用時間や、1回当たりの購入額、オンラインショッピングで購入するものの特徴について調査した。
今回の調査対象は、16歳〜59歳までの男女475人。
男女比は50対50の均等割り付けを行なった。
※前回の調査でPCを使用してオンラインショッピングを利用したことがないユーザーが25人いたため、今回の調査対象は475人となった。
≪調査結果サマリー≫
Q1でオンラインショッピングを利用する際、どの位の時間利用するか、平日と休日のそれぞれについて尋ねたところ、平日では「30分未満」が39.8%と最も多く、次いで「30分〜1時間未満」が37.7%と続く結果になった。
一方、休日では「30分〜1時間未満」が37.9%と最も多く、次いで「30分未満」が31.4%、「1時間〜2時間未満」が17.9%」と続いた。
※選択肢の「利用しない」は平日か休日のどちらかを利用しないという意味を示す。
平日と休日を比較すると、両者に大きな違いは見られなかったが、やや休日の方が長時間インターネットを利用するユーザーの割合が増えていることが伺える。
Q2では、オンラインショッピングにおける、1回当たりの購入額を尋ねたところ、「3000円〜5000円未満」が38.9%と最も多く、次いで「5000円〜1万円未満」が35.2%、「1000円〜3000円未満」が17.0%となっており、1万円未満と回答したユーザーを合わせると92.8%という結果になった。
以前調査した「モバイルオンラインショッピングに関する調査(上)」によれば、モバイルオンラインショッピングで1回に購入する金額について1万円未満と回答したユーザーは70.6%となっており、モバイルでの購入者の方がやや購入額が高いことが伺える。
但し、『インターネット白書2007』によれば、PCでの1年間の平均購入金額は1万円未満が52.2%、1万〜5万未満が26.6%という結果が出ているものの、『モバイル白書2007』によれば、モバイルでの1年間の平均購入金額は1万円未満が53.2%、1万〜5万未満が33.6%となっており、PCとモバイルにそれ程大差がないことが分かる。
オンラインショッピングでの購入経験は現在、30代・40代の男性と20代・30代の女性の割合が非常に高く、今後50代・60代のシニア層が手軽に購入できる仕組みを作りあげていくことにより、1回の購入金額にも変動が見られるかもしれない。
Q3で、オンラインショッピングで購入するものの特徴について尋ねたところ、「安価なもの」が56.0%と最も多く、次いで「手に入りにくいもの」が50.7%、「ポイントが多くつくもの」が36.2%という結果になった。
過去の調査からも、「安価なもの」の例として、「書籍・雑誌」や「衣料品」、「食料品・飲料・アルコール」などが挙げられると考えられ、半数以上のユーザーにとってオンラインショッピングが日用品購入の場になっていることが伺える。
(参照:オンラインショッピングの利用-第4回-[マイボイスコム])
また当初から、楽天やアマゾン、Yahoo!ショッピングによって商品を購入すればするほどポイントが還元されるというユーザーのメリットとなりうるサービスが非常に多く提供されており、ポイントシステムがオンラインショッピングの人気に拍車をかけているとも言えるのではないだろうか。
次回のオンラインショッピングに関する調査(下)では、欲しい商品を探す際の方法や購入目的ではない商品に思わず興味を持つポイントについて調査していく。
本調査は、業界の全般的な調査となっております。 あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。 業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。 より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
サンプル数 :475
調査期間 :2007年11月09日〜2007年11月13日
調査方法 :インターネットリサーチ
調査機関 :ボーダーズ
対象者 :16歳〜59歳までの男女
割付 :男女50%の均等割付
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。 アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。 調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。
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