Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、モバイルオンラインショッピングについて実態調査を行った。
今回は、携帯電話からオンラインショッピングを利用しているのかに加え、1回の購入金額や商品ジャンルについて尋ねた。
その結果、携帯電話でオンラインショッピングをするユーザーの1回の購入金額が5000円未満と1万円未満と回答したユーザーが同じ数値で最も多いことがわかった。
調査対象は、18歳〜49歳のモバイルユーザー300人。 男女比は、50%ずつの均等割り付けを行った。 年齢比は、10代:9.3%、20代:29.0%、30代:41.0%、40代:20.7%となった。 またキャリア比は、DoCoMo:54.7%、au:35.3%、SoftBank:10.0%となっている。
まずQ1では、PCや携帯電話からオンラインショッピングやオークションを利用するか尋ねたところ、「PCオンラインショッピング」が47.7と最も多く、次いで「PCインターネットオークション」が33.3%と続いた。 モバイルユーザーを対象に調査を行ったにも関わらず、モバイルオンラインショッピングを行うユーザーはPCよりも少ない結果となった。
インターネット白書2007によるとPC利用者のうちオンラインショッピングを利用したことのあるユーザーは73.6%おり、一方ケータイ白書2007では、モバイル利用者でモバイルショッピングを利用したことのあるユーザーは41.2%となっていることから、まだモバイルオンラインショッピングは成長期にあると考えられる。
Q2では、Q1でモバイルオンラインショッピングとモバイルインターネットオークションについて利用したことがあると回答したユーザー104人に対し、オークションを含むモバイルオンラインショッピングで1回に購入する金額について尋ねたところ、5000円未満と1万円未満が22.0%と同じ数値で最も多く結果となった。
ここで注目したいのは、1回の購入に1万円以上と回答しているユーザーが29.3%と3人に1人が高額な買い物をしていることで、「まとめ買い」をしているユーザーも考えられるが、モバイルでもある程度の高額な商品も購入に至っていることが伺える。
Q3では、オークションを含むモバイルオンラインショッピングで普段購入するものは何か、カテゴリを尋ねたところ、「本・CD・DVD」が46.7%で他を差をつけて最も多く、次いで「ファッション小物」が28.7%、「チケット」が28.0%と続いた。
実際の購入経験者の回答のみではないことから、一概に比較はできないが、インターネット白書2007でも「書籍・雑誌」が62.6%、「CD・ビデオ・DVD」が49.8%と上位2つを占めている結果となっているが、ケータイ白書2007では「書籍・雑誌」や「CD・ビデオ・DVD」」よりも「衣類・アクセサリー・ファッション」のほうが購入利用が多く50.4%となっている。
また、チケット類はインターネット白書2007でもケータイ白書2007でも、20%弱にとどまっているが、この調査が7月の中旬に実施したことによる、夏のイベントを目前にした季節要因もあるのかも知れない。
次回は、モバイルオンラインショッピング利用するケースとモバイルショッピングサイトを選ぶ基準について、調査します。
本調査は、業界の全般的な調査となっております。 あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。 業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
サンプル数 :300
調査期間 :2007年07月13日〜2007年07月16日
調査方法 :モバイルリサーチ
調査機関 :ネットエイジア株式会社
対象者 :18歳から49歳の男女
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。
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