一番近い花屋を探せ--あいまいな場所をネットで探すときの手段は? - (page 2)

ドラゴンフィールド2007年11月05日 20時34分
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被験者B(40代、男性)の場合

 この被験者は、探すシチュエーションによって使う検索エンジンやウェブのサービスを使い分ける、と語っています。今回のように、花屋のような店舗数が限られたジャンルを探す場合は、タウンページを使うことが効果的という経験則から、迷わずiタウンページで検索をかけています。なお、iタウンページにはYahoo!検索で「iタウンページ」と入力して、検索結果の一番上に表示されているところからアクセスしました。

 まずはキーワードに「生花店」、住所に「東京都千代田区神田錦町」を入れて検索しました。しかし葬儀店しか出てこなかったためトップページに戻り、今度は「地図から探す」というタブから「東京都千代田区神田錦町3丁目」の地図にアクセス。「生花店」「園芸店」というボックスにチェックを入れて検索し、近所の花屋を割り出すことに成功しました。

 ちなみに、飲食店情報の場合はiタウンページには登録されていない店舗が多いこともあり、ぐるなびなどのグルメ情報サイトを使うということでした。

071102_bflower01.gif 被験者BがYahoo!検索の検索結果を見た際の視点の動き。最初からiタウンページを利用することを考えており、検索結果の一番上を迷わずクリックした。(画像をクリックすると拡大します

Googleマップでいきなり探す人はまだ少ない

 花屋の場所を探すという課題は、検索のバリエーションが色々と考えられるケースとして取り上げました。もちろん事務所の所在地である東京千代田区神田錦町から連想して「神田錦町 花屋」と検索し、適当な花屋がヒットすればタスクは完了ですが、残念ながら神田錦町に花屋はありません。かといって「千代田区 花屋」と検索すると膨大な数の花屋がヒットしてしまいますし、「周辺の町名 花屋」で地道に探し出すとしたら、事務所周辺の土地勘が必要になってきます。徒歩圏内の花屋を探し出すためには通常の検索だけではなく、ひと工夫をする必要があるのです。

 当初、Googleマップを使用する被験者が大半を占めるのではないか、という予想をしていたのですが、ふたを開けてみればGoogleマップを使ったのは全被験者6人のうち半数でした。また、被験者Aは最終的にGoogleマップを使っており、いきなりGoogleマップから検索を始める人は2人でした。場所を調べるというシチュエーションで、予想以上にGoogleマップが浸透していないことに驚きました。

 上記以外のユーザーは地道に通常の検索画面から複合キーワードを使って探し出したり、タウンページサイトから探したりと試行錯誤の跡が確認できました。

 このような明確な正解が存在せず漠然とした情報を元に検索する場合は、ユーザーのリテラシーによって起点が全く異なってくると言えます。リアルに店舗を構えている業態では、通常のSEOやSEMだけに頼るのではなく、タウンページやぐるなびなどの地域情報サイト、あるいは地理に関するリスティング広告など、幅広い媒体に露出することが必要と言えるのでないでしょうか。

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