モバイルインターネットでも存在感を示し始めたソフトバンク - (page 2)

佐藤令子(BeTREND)2007年10月30日 08時00分

 KDDIでは圧倒的な人気を誇っていたW41CA(2006年2月発売)のシェアが少しずつ落ちている。代わって順位をあげているのが2006年11月に発売されたW44Kと、ランキングには出てきていないがW41CAの後継機種であるW51CA(2007年1月発売)だ。W51CAは9月時点で第6位につけており、早ければ10月にもランクインしそうだ。

 SoftBankは2007年6月に発売されたAQUOSケータイの912SHが急上昇している。ボーダフォン時代に発売された705SHと905SHは根強い人気があるもののシェアは下がっており、買い替えが起きていることがうかがえる。

HTMLメール対応端末の普及が急速に進む

 デコメールという言葉と共に、HTMLメールの対応端末が急速に普及している。そこで、BeMssを利用している約600社のモバイルサイトのアクセス数のうち、HTMLメール対応端末からのアクセス実績を調べた。

 4月から9月までの普及率を比較してみても顕著な結果が出ている。4月には、全体のアクセス数のうちHTMLメール対応端末からのアクセスは66.8%であったが、9月には76.3%を超えた。

 さらに、キャリア別に見てみよう。

 やはり、デコメールという言葉の生みの親であるDoCoMoでの普及率は圧倒的に高い。2007年4月時点で既に95%を超えている。しかし、注目したいのは他2キャリアである。

 DoCoMoでは2004年より販売されている900iシリーズからHTMLメールが利用できるようになった。これに対し、auは2006年9月から、SoftBankは同年10月からのサービス開始とかなり遅れてのスタートになった。後発にもかかわらずSoftBankでは既に9月時点で対応端末のシェアが50%を超えている。文字を動かし、画像や絵文字で装飾をするなど、表現力豊かなメールが送れる端末へのニーズが高いことがうかがえる。

 ※BeMss:ビートレンドが提供する、ブラウザから操作する携帯電話用ビジネスツール群の総称。モバイルサイト作成ツールやモバイルサイト向けアクセス解析ツール、メール配信ツール、モバイルブログツールなどがあり、600社以上への導入実績を持つ。

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